気がつけば、1月中旬。2月1日受験日として、ラスト2週間になりました。
この2週間は、当然、まとめあげの時期です。この2週間、本人が不安なままで試験を迎えるか、「この分野はこれでOK」「自分でやれるだけ頑張ったんだ」とひとつずつ納得するかどうかは大きな違いになってくると思います。その「まとめあげ」のために採った方法が、最後の「1回転」。概略は以下のとおりです。
(1)最後の「1回転」の手順
「1回転」とは、勿論、薄く広く、一度復習するというの意味です。サッとでよいから一度復習しておくことは、重要です。「この分野、そう言えばここしばらくまったく見ていなかったよ。」と試験会場で思うのと、そうでないのとでは、まず解答のスピードに違いが出て、下手をすると点数にも影響が出かねません。ただこの復習は、別に家庭であらたまって行うことばかりを意味するのでなく、塾での「総復習教材」も含めて考えて結構です。
その際の手順のキーワードは<得意から不得意へ>。得意な分野・科目ほど、勘が保たれるから、多少間隔が開いても何とかなるという発想です。
(2)やりたいこと一覧を作る
復習しておきたい事項は、山ほどあるかもしれません。小生は、「あれもこれも」で構わないと思います。この時期、どんなに成績の良い方でも心配性にならないことはないと思います。ただし、大事な条件が三つ。第一は、あくまで親の心の中でだけ、「あれもこれも」と思うということです。子供に覚られてはまずいでしょう。あせる気持ちが伝染してしまいます。第二に、「優先順位を毎日考え、1月末には「ここまでやった」と必ず前向きに考えること。ゆめゆめ「これしかできなかった」と絶望してはだめです。そして第三に、新たな教材(志望校の過去問のやり残し年度と、塾から頂いていて手つかずになっている教材は除きます。)をわざわざ購入する必要性はまったくないということです。あくまで、今まで作ってきた教材・使ってきた教材です。
ちなみに、当時のノートに書き留めていた一覧では、以下の事項を復習しておこうと考えていました。後から冷静に考えれば、やはり欲張りになっていたようです(△印は、かなり省略をすることになった項目です。)。
【共通事項】
・志望校の過去問のうち、間違い分
・合不合判定テストの間違い分(正答率50%以上の問題)
△塾の日曜日教材のうち、特に出来が悪かった問題(記述式、思考力問題)
・塾の授業で作っていた小さいサブノート(注 下記2(2)参照)
【算数】
・毎日の自宅用教材で、頻繁に間違った代表的な計算問題
・立体切断、場合の数ほか苦手分野(2学期分まで遡り)
・志望校向け難問集の残り
・苦手対策繰り返し用ノート
【国語】
・12月後半・冬期講習の塾の教材のうち、記述式の丁寧な「直し」
・漢字、知識系問題、語彙のサブノートの再チェック
△詩の問題集
【理科】
・毎日の自宅用教材のうち、苦手分野(植物)
・資料集のうち、授業でチェックした部分
・自宅で作った「植物カード」
【社会】
・歴史年号、公民用語カード
・歴史資料集
・特産品・輸出入品・貿易等の資料(塾で配られた夏のプリント)
(3)進行管理して、分野ごとの「打ち止め」へ
あとは子供の学習が上滑りにならないように、理解度を見ながら、そして科目間のバランスにも目配りして、「次は、これやっておこうか。」と負担にならないように話しをして、ノートで進捗状況を管理(項目の消し込み)します。
そして、ひととおり復習した時点で、順次小分野ごとに(例えば、算数の場合の数や立体切断、社会の第一次産業や時事問題)「打ち止め」とします。打ち止めの時の合言葉は
「よーし、これでこの分野は合格点」。
正直申し上げて、親も含めて、この一言の積み重ねで、「やるべきことは全部やった」と納得していったのです。
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2009年1月17日土曜日
最後の「1回転」
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