久しぶりに、書店でゆっくりしてみて、驚いたことが一つ。
「東大脳」の語に象徴されるように、東大に入るための脳のトレーニング、こうやって鍛えて合格したという類の書籍が、かなり、平積みされていました。合格された先輩方が後輩のために、こんな予備校や参考書のお世話になったと話すという合格体験記ものは、昔も今も変わらずに世に出ているようですが、「脳」そのものの育て方鍛え方は、小生が学生時代には無かったわいと思いながら、少々立ち読みしていました。
自分を冷静に振り返ってみても、世間並みでないのは「好奇心」と「負けん気」の二つに尽き、これは鍛えたものではありません。受験の追い込みの時のように、限られた時間で詰め込まざるを得ないときは、むしろ好奇心に蓋をしておくのに苦労した記憶があります。
筆者の方々の思いとご努力には敬意を表するとしても、小生は、身近で被害にあっている困った「東大脳」ちゃんを、ついつい思い出してしまいました。
その一人、ユモト君(仮名)、東大法学部ご出身。特技は、プロジェクトに小さな小さな困難を見つけると、「これは国の法律が○○になってますから、難しいです。」「所管官庁からクレームが来そうだから、出来ません。」「前例がないから出来ません。」「隣の部で△△事業が挫折したから、出来ません。」・・・・・口を開くと、優秀な脳に整然と蓄積した“できません”データを、小一時間(大袈裟ではありません)ゆるぎない自信で一歩もひかずに主張します。
だのに・・・だのに、上司が「君には頼まん!」と、別の人に企画書を頼み、役員に報告するときには、駆け足で役員室に来て末席に座り、さも自分が加わっていたかの様に、うなづいております。
大学名だけで採用した悲劇(喜劇?)です。ちなみに契約社員の女性の間でついたあだ名が「ウ○コちゃん」(ぶっ飛び!)。いつもは臭く、そのくせ役員のところへ行くときは金魚のウ○コのようについて行くのを見て、つけたあだ名だそうな。座布団一枚ッ!
脳を作るのも大事だと思いますが、小生は、その脳の使いこなし方と、使いこなそうとする「志」「目線の高さ」のほうが、ずっと重要だと思いませんか?
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2007年4月30日月曜日
東大脳って?
2007年4月29日日曜日
反省会は、どこでやる?
お風呂です。お風呂で、ツムラの「きき湯」シリーズのうちから一袋を選ばせて、疲れを取るということにして、反省会をしていました。繰り返して間違った問題、あれほどダメだと言っていた計算間違いの反省。それに塾の先生から繰り返して覚えるようにと言われた事項を、お風呂の中で話します。
繰り返して間違った問題の場合は、「また、下手なことしちゃったねぇ。」と切り出して、自分から、何でそうなったのか言わせるようにしていました。
ちなみに、この「下手なことしちゃったねぇ。」は、何と、ある検事さんからうかがったフレーズです。取り調べの時、いきなり怒ったり問い詰めたりしてはダメで、本人も「下手なことしちゃった」と内心思っているので、「下手なことしちゃったねぇ。」から入ると、自然に話してくれるのだそうです。勿論、愚息に白状させようという魂胆ではないのですが(笑)、言われてみると、確かにスムースに風呂の反省会ができました。
今日は、特に反省材料はありませんが、このあと久々に「きき湯」を入れて、風呂で中学のクラス内の話でも聞きましょう。
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2007年4月28日土曜日
大型連休、どう過ごす?
いよいよ、今日から大型連休ですね。この連休が果たした役割、5年と6年ではかなり違いました。
5年生の時は、塾へ通い出して3ヶ月弱経過した時点。連休中の特別講義もあまりなく、ひたすらそれまでの復習をして、「わからなかった」「できなかった」を、じっくり一つずつつぶしてゆく作業を行いました。「わかるまで粘っていけば、どんな科目でも理解できる」ということを、身をもって感じたことは、大きな意義を持っていました。また、それまで、まとまった期間、机の前でしっかり勉強したという経験がなかったので、連休終了時は愚息も小生も、ひそかに充実感を感じていました。
一方、6年生の時は、平常授業よりもハードな特別講義が待っていました。このため、総復習のようなことはできず、特別講義の復習プラス特に対策を要する分野に絞りましたが、今後年末にかけて、厳しい生活になってゆくのだなという、いわば予告編(実際そのとおりになったのですが)のような意義を持っていたように思います。
ご参考までに。
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理科が苦手な方の合格率は・・・
4科目中、理科を一番苦手科目とする受験生の合格率は、御三家、中でも開成中学校の場合、かなり低くなってしまうそうです。塾のお話では。
想像するに、模試や各種テストのデータから理科が苦手かどうかは簡単に出せるのでしょう。4科目中、理科が一番苦手な子に着目してみると、同じ合格確率を有している子供たちの中でも、現実には差が出て来るということなどだろうと理解していました。理科が苦手だと、他科目も伸び悩むのかもしれません。また、そうした理科苦手のお子様が、実際合格されたかどうかという実績をチェックしたら、たちどころにわかったのでしょう。
学校側も、おそらく、理科が苦手では、理科学的論理思考が出来ないので、そのへんを試すような問題が各科目で出されていると推測します。
受験を離れても、科学的な論理的思考自体は、社会に出ても、あらゆる場面で重要です。理科離れなどという言葉が囁かれる中、あらゆる科学的事象を楽しむように心がけた次第です。
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2007年4月27日金曜日
国語の入試問題から(その3 トリッキー)
「T・C・スクェアが言うように、サキは『真面目な顔をして嘘をつく男』であり、彼がつく 嘘は、表面ユウモアでやわらげられてはいるものの、裏面には人の心を凍らせるような、冷たい諷刺をつねにかくしている。とかく諷刺とは読者にあるモラルをおしつけるものだが、サキの場合の諷刺には、そんなモラルさえない。」「ほとんどニヒルといっていいほどの悲しみを、うちに堪えていながら、それをユウモアやウィットの糖衣でつつみ、読者の前に提供する。しかし、口にした瞬間はあまくても、読者は、すぐにこの糖衣の下の苦い味をあじわわざるを得ない。」「要するに、サキの作品は、非情、ユウモア、ペエソス、諷刺などを軽く調理した冷料理である 。」(サキ短篇集(新潮文庫)の訳者・中村能三さんの解説)
この「読者」にされ、新年早々に「冷料理」を提供されたのが、小学校6年生の子供たちなのです。先日、長嶋有さんの「サイドカーに犬」を取り上げましたが、同じ学校の今春の県外受験 の問題。サキの「開いた窓」が出題され(文庫版P69所収の短篇)、早い話が、ウイットや"オチ"の意味がわかりましたか?と問われています。
あらすじを書いてしまうのも味気ないので、ぜひ、一度お読み頂ければと思います。
ゴルフで「トリッキーなコース」という言葉がありますが、「トリッキーな出題の学校」なのかもしれません。あるいは、「変化球を好む出題者」なのかも。しかし、正直、ただでも年齢以上の難しい読み取りを要求されているうえに、こうした見慣れぬ"ペエソス、諷刺"でひどく揺さぶりをかけられているよう見え、この時ばかりは、子供たちが気の毒に感じられました。
(大げさですが)入学する子がどういう子供であって欲しいと学校側が願っているのかいまだにわからないと思っていますし、(更に大げさですが)子供を年齢に応じて育ててゆくのではいけないのか、とも感じ続けています。
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