2008年9月28日日曜日

教育費の負担

 受験校を絞り込む頃には、親のほうはぜひ受験と入学後の教育費負担を考えましょう。たしかに我が家の場合、成績のことで頭が一杯で、「お金は何とかなるだろう」ぐらいでした。学校案内に説明されている入学金、授業料を見て「授業料は、今の進学塾への毎月の支払い(6年生の時の支払い)とほとんどかわらない。夏期冬期の講習分がなくなるだけ楽になるだろうか。」と目論んでいました。

 ですが、実際には、入学金、授業料やPTA会費のほかに、以下のような経費がかかることは、頭に入れておいたほうが良いと思います。

 学年で徴収する経費(学年費)
 校外学習の費用
 各種教材の自己負担分
 クラブのユニフォーム、合宿費用
 お薦めの本の本代(結構かかってます)
 通信教育の費用(高校にもなれば、予備校の費用を加算しなければなりません)

 教育ローンを活用される場合は、金利負担がどの程度かを確認することも忘れずに。

 そして、6年間の在学中に、次の子も私立の中学高校一貫校にお世話になるとどういう負担になるかも、試算しておいたほうが良いと思います。

 さらに付け加えますと、この経済情勢の下、自分の給与が伸びない(あるいはカットされる)場合でも生活が平気かを考えておくことも重要ですね(これが一番重要かもしれません)。
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2008年9月23日火曜日

立体切断問題の「秘策」

 以前も書きましたが、算数の立体図形、図形の移動(軌跡)、場合の数に手を焼きました。

 理科なら簡単な実験や公園での観察をするというように、何でも身をもって体験するという方法をとる我が家としては、図形の移動(軌跡)は、紙を切って実験し、場合の数は色つきのカードに番号を書いて設問の指示とおり並べてみて何通りあるかを根気よく数えて理解することにしました。

 ですが、厄介なのが立体図形。展開図の問題なら、そのまま展開図を紙に書いて、切って組み立てて納得することができたのですが、立体を切断するという問題が一番困りました。紙に立面図を書くのですが、いまひとつピンと来ない様子。

 そこで、あれこれ考えて思いついたのが、幼稚園保育園向けの紙粘土の活用。これを立方体にして、実際にナイフで切断してみました。グニャッとして、なかなか思うとおりにはいきませんでしたが、それでも雰囲気と考え方は少しは理解できたのかと思います。

 コンピューターグラフィックスがお得意な方は、それで立体を描いて見せてあげるという方法もあるかもしれませんね。
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2008年9月21日日曜日

家庭は爽やかに?

 今でも覚えている一言です。塾の秋の保護者会で先生がおっしゃった一言「家庭は爽やかに」。「ご家庭内がギスギスしてはいけません。」とも。

 しかし、我が家の場合、正直申し上げて、夏休みでいい加減ギスギスし、さらに9月の半ばまでにもっとピリピリ、イライラして、もはや修復のしようが無いぐらいでした。9月に入ってからのピリピリの原因は、過去問題を予定通りこなしてゆくためのスケジュール管理、そして合不合判定テストに塾内テストと次から次へ行われるテストの結果でした。

 先生の真意は、9月以降は、塾や塾以外の模試が本格的になり、また塾の授業も厳しくなり、夏休みに比べてはるかに肉体的精神的に消耗してゆくので、せめて雰囲気だけでも爽やかにしておいて欲しいということでしたが、もう少し早く言ってほしかった気もします。

 ギスギスするだけではいけないと思いなおし、「この調子で問題に食らいついていけば、合格できる」と前向きな姿勢で励ますのが、精一杯でした。

 でも、秋の2回目の保護者会(たしか11月下旬)では、急に塾の先生方のお話のテンションが低くなり「今から親をあせらせても何も良いことはない」「もう勝負あった」という雰囲気でした(正直、あわてました)。ですから、多少ギスギス、ピリピリしても、いまが書き入れ時なのだと思います。
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2008年9月18日木曜日

頭を悩ましている「捨て問題」の悪影響

 中学受験は、本来、「一番頑張った子が、なんとか100点又は100点に近い点数に到達できる」という出題であるべきなのかなと思います。塾での「鍛錬」が行き届いて実力伯仲になっているがゆえに、やむを得ず難しい問題を学校側が出題し、例えば最高点が90点、そして70点取れていれば十分に合格圏ということになるのでしょうが、どこかで考え直さなければならない気がします。

 案の定、我が家では、「あんなに難しい入試の学校だから、学内の定期テストも入試同様、必ずしも100点を狙わなくても構わない。取れる問題だけ、確実に取れば良い。」という“筋違いの甘え”がことあるたびに顔を出していて、その都度、モグラ叩きゲームのようにして軌道修正させています。

 「捨て問題」じゃなくて、「見た瞬間にまったく見当がつかないような難しい問題は後回しにして、できる問題を確実に解く。そして残した時間で、難しい問題に食らいつく。」と教えてくださると有り難かったのですが・・・・・
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2008年9月17日水曜日

「捨て問題」

 秋も深まった頃、塾で教わってきたとおりに、子供が言ったひとことがありました。

 「これは難しい問題だから、“捨て問題”。できなくても仕方ない。」

 算数の先生がそう教えてくださったのだとか。加えて、

 「全科目70%の正解率で不合格になる中学校はない!」

ということも。

たしかに、本試験の問題は、100点をとる必要はありません。正しくは、100点をとろうと思っても、まず困難です。それほど難しい問題であることは事実です。でも、「これはできる問題、これはできない問題」という瞬時の判断を12歳の子供ができるのか、首をかしげたくなりました。

 ちなみに、自分の経験で言えば、高校受験の時の塾のお教えは「全問解くことを目指して当然」。大学受験の時にはじめて「数学は4問中3問をきっちり正解して60点獲得を目指す。数学3問きっちり解けて不合格の人を聞いたことがない」というご指導を予備校で受けました。そういう意味で、かつての大学受験並みのテクニックが中学受験に降りて来ているのかもしれません。驚きました。
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2008年9月14日日曜日

遅着の山

 3連休、やっと時間を捻出し、勉強の進捗状況をチェックしてみて、「あぁ、やっぱり」。

 夏休み入りするときに、Z会(数学)の遅着分解消を宿題としたのですが、休み中の課題に気をとられて、やはり未解消のままでした。

 Z会の通信教育は、小生が高校生の時には既にあった「伝統の通信教育」。どの科目も、その難しさは有名で、ウンウン唸りながら考えることに意義があります。そして全国各地の学校から多くの学生が添削問題に挑戦するので、「頑張っているのは自分の周囲だけでなく、全国に沢山いるんだ」と、視野が広がるという意義もあります

 そう思って、本人にも良く話して納得したうえで数学だけ参加しているのですが、徐々に未開封のまま積み上げていました。小生も遅着は少なくなかったので、いたし方ないかと思いますが、苦手意識を持たぬよう、少しずつペースを上げていきたいと思います。
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2008年9月11日木曜日

その一方で「○○しか行けないぞ」

 「中学受験でどこか1校は必ず合格しておいて欲しい。」というご指導を頂いたわけですが、その一方で、平常授業の中では、子供たちを叱咤激励するあまり、次のような一言があったそうです。

 
 「キミたち、その勉強ぶりでは、○○しか行けないぞ」


 名指しされた学校こそいい迷惑です。「そこまで言うかねぇ」というのが我が家での反応。正直、参りました。そして、そういう風に言われた子供としては、明らかに当該校を受験する学校に入れたくない様子でしたので(そりゃ、プライドが許さないでしょう)、結局、この学校以外から選択することになりました。

 ほんとうに、いろいろあります。一筋縄ではいきません。厳しく、世知辛い現実を目の当たりにした出来事でした。 しかし、本当に「そこまで言うかねぇ」と今でも思い、複雑な心境です。
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2008年9月8日月曜日

1校は合格しておく

 受験校に関する塾からのご指導の一つが「たとえ、結果として公立中学→高校受験という道を選ぶことになったとしても、中学受験でどこか1校は必ず合格しておいて欲しい。2月4日以降の学校を追加で受けても構わないから。」ということ。頑張ったけれども全部うまくいかなかったというのと1校受かっているのとでは、中学入学後の勉強において、まったく精神的に違うそうです。

 当時、(不遜なことに)第一志望校のことしか頭に無かったので、「ふーん」ぐらいにしか聞いていなかったのですが、その意味にハッと気づいたのは試験受験後。

 一番最初に発表のあった2日校(当日の晩に発表がありました)の合格を大変喜んでいましたし、学校側で記念にラミネート加工してくださった受験票を、栞として今でも大事に使っています。

 噛みしめてみて理解できるご指導でした。
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2008年9月6日土曜日

カラーコピーの威力

 よくよく思い出すと、苦手は、図形・場合の数と国語の詩以外にもありました。ただ、早めにつぶしたので、6年生の2学期になって悩んだということがなかっただけかもしれません。

 その例が理科の植物。花の部位はおろか、花そのものを見たことがない。つくづく、大都市部の子供はいかに自然に接していないかを感じます。近くの公園で、精一杯「実例」を見せましたが、とても量的においつきません。ただ、嘆いてばかりはいられません。

 どうしようかと思案しながら塾の教材を眺めていると、昔の味気ない白黒写真でなく、教材がカラー印刷されています。「そうだ!」と思いつき、

 ・近所のコンビニのコピー機で、該当ページをカラーコピーする
 ・大判のカードに、表面にカラー写真、裏面に正解と解説を切って貼る

というカード作りを実施。

 塾の往復や家でのちょっとした時間に繰り返させているうちに、理科の他分野並みの点数にはなってきました。
 それにしても、自分の時代は「えーと、コピー機って、駅前の文具屋さんが置きだしたんだよね」と、遠くまで出かけて白黒コピーで楽譜をコピーしに行ったのですが、身近なところでカラーまでできる時代になったのですね。隔世の感です。
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2008年9月3日水曜日

苦手分野の夏期・1学期教材に付箋を

 危機管理の「苦手再発」で思い出したのですが、そういえば、一つだけは「もしかして、これが役に立ってしまうかもしれないな」と思いながら作業したことがありました。

 それは、夏期講習と一学期の教材のうち、明らかに苦手で出来が悪かった分野について、付箋をはって、いつでも取り出せるようにしておいたこと。塾によると、6年生の1学期で全分野を1回転、夏期講習でも全分野を1回転していて、そして最後の1回転が9月からの2学期とのこと。勿論、総合問題や横断的な問題演習など、これから先は単純な“全分野1回転”ではなくなるのでしょうが、ともかく、苦手分野を含んだ難易度の高い総合問題で、ものの見事にコケていました。

 そこで、その分野についてだけは、少し後戻りして「じゃ、夏期講習と一学期のときの同じ分野を、少しだけ復習しようか」と、付箋のついた教材を、それこそ瞬時に取り出しました。

 算数の立体図形、図形の移動(軌跡)、場合の数が思わしくなく、国語の詩が著しくダメだったのですが、この算数3分野には、最後の最後まで悩まされました。
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