2007年7月28日土曜日

漢字パズル的なものまで・・・

 まず、前回の答えです。

(1)a図 b測 c量 d測
(2)a追求 (追いもとめること 他例 利益の追求)
   b追及 (人や責任を追いつめる 他例 責任を追及する)
   c追究 (明らかにしようとする 他例 原因を追究する)
(3)a対象 b対照 c対称
(4)a保証 b保障

 いかがだったでしょうか。
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 さて、同じく同音異義語ですが、「それぞれの組の○の部分が同じ読み方になるよう、○に一字ずつ入れましょう。」という問題です。かなりパズル的なにおいもしますが、どれだけ語句の意味を自分のものとしているかが問われているように感じました。文脈から意味を考え出し、間違わないように漢字をあてはめてゆくという応用力が試されていますね。もうこうなると、愚息はお手上げでした。

(ア)姉は○○が激しい。
   ○○台が台風を知らせる。
   毎朝の○○時間をきめた。
   ボウシに学校の○○がついている。


(イ)○○な作品が選ばれた。
   一年間の○○の美をかざる。


(ウ)動物の○○を調べる。
   誤りを○○する。

(エ)問題を○く。
   実験の方法について○く。
 

 真の実力を、あらゆる角度から試されていることは、間違いありません。

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2007年7月27日金曜日

弱かった同音異義語

 考えてみると、前回書いた「シュウシュウ」だけでなく、同音異義語は、あまり強くなかったと思います。しかし、模試やテストは勿論、本試験でも、かたちを変えて頻繁に出題されますし、その場で問題文の理解をする問題と異なり、知らないとどうしようもないという類型です。

 実際、2月に合格発表を待ったときには、「1~2点差で何とか滑り込んだだろうか」などと思ったわけで、こうした国語の1~2点の小問は、確実に得点しなければならないと思います
 では、愚息がよく間違えていた問題を、書きとめていたノートから・・・・・。

(1) a合理化をハカる。
    b標高をハカる。
    c重さをハカる。
    d深さをハカる。

(2) a理想をツイキュウする。
    b犯人をツイキュウする。
    c真理をツイキュウする。

(3) a小学生をタイショウとした調査
    b二人はタイショウ的な性格だ。
    c左右タイショウな図形。

(4) a品質をホショウする。
    b安全ホショウ条約

 答えは、次回にしましょう。ぜひお子様と、楽しみながら考えてみてください。
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2007年7月25日水曜日

実際の入試問題を解かせて

 そろそろ、どの塾でも、実際の入試問題に出題されているものを教材に使い出していると思います。愚息の塾では、各科目で、「今年のこの中学校の(何番の)問題を解くように」という宿題が出され、しかも国語は、自己添削後の答案を先生に提出するという方式でした。

 ただ答え合わせをするだけではもったいなかったので、文中に出て来る慣用句や言い回しについて、「ところで、この表現の意味、言ってごらん。」と聞いてみました。また、同音異義語を問う(少し引っかけ的な)問題についても、ちょうど良い機会だったので異なる意味を知っているか確かめてみました。例えば、次のような表現や用語です。

 ・舌がまわる
 ・舌の根の乾かぬうちに
 ・舌を巻く
  体の一部を使う表現は、まとめておいたほうがわかりやすかったかもしれません。

 ・折り紙をつける
 ・手前みそ
 ・木で鼻をくくる

 同音異義語としては、「収集」と「収拾」の違いはよほど覚えにくかったとみえ、夏に辞書をひかせて覚えたはずでしたが、9月以降の模試・テストで、少なくとも2回間違えて使ってしまい、最終チェックの時の「重点項目」でした。
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2007年7月23日月曜日

「環境」は重点テーマ

 「近年の出題傾向として、環境問題をマークすべし」

 塾へお世話になってすぐの時期にこの話をうかがい、「はぁ、受験の世界でも流行の話題が取り上げられるのだ」と、感心するやら驚くやらでした。そして、その塾での先生のお言葉どおり、社会科を中心として環境に関する授業や教材がございました。

 確かに、「地球温暖化」「リサイクル、リユース、リデュース」「ゼロエミッション」などの概念・用語を教えて頂き、ペットボトルや缶のマークを見た愚息は、意味を説明してくれましたが、いろんな分野に応用して考えることが、環境問題の要。そこで、試しに、次のような会話を楽しみました。

「ね、この冷凍ナス、どこでとれたんだろうね。」
「ナスは、ええと九州かな、千葉かな。」
「冷凍食品だから・・・」
「中国からの輸入かな?」
「そう、お父さんの知っている会社は、ベトナムの畑でナスを作っている。」
「東南アジアからの輸入。」
「そうすると、これを見て、日本は野菜のほかに何か輸入していると気づかない?」
「何だろ?」
「じゃ、野菜が育つ条件は?」
「水と太陽。」
「太陽はどこでも降り注ぐ。水は・・・」
「中国やベトナムは雨がよく降るから、水に困らずに育つ」
「とは言えないね。ため池や農業用水道は整備されてる?飲み水は?」
「あんまり十分でないかもしれない。」
「ということは、そうした国で育ったナスを輸入するということは、日本は飲み水も十分でない国から、水を輸入しているのと同じ意味なんだ。悪意無しに、そして気づかないうちに、そうした国々の水資源を取ってしまっているのとかわらないことなんだ。」
「ふうん、そういうことになるんだ。」
「水問題は、環境問題の重要テーマでしょ。でも、この食卓の上に、水資源と環境問題が凝縮されているんだ。」

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2007年7月20日金曜日

学校説明会どおりの一学期

 小中学校とも、一学期の終了ですね。 そして本ブログは、今回がちょうど100回目のアップロードです。皆様のご叱責を頂きながら回数を重ね、気がつけば100回です。この場をお借りして、まず、御礼申し上げます。

 さて、一学期の学校生活と成績、愚息は大満足なようです。一学期は、塾の時のように、個別の宿題 や勉強には口を出さないつもりでしたから、小生としては、落ちこぼれずに通ってくれて、まずはホッとしています。クラス内でも楽しい仲間に恵まれているようです。

 「本当に、学校説明会の時のご説明どおりの一学期だった。」

 これが、お世話になっている親としての率直な感想です。

 去年の夏から9月にかけては、個別の「この分野が解けない、こういうミスが直らない」といった悩みはありましたが、それでも総じて見ると順調でした。しかし、小生と同じく睡眠不足が苦手なため、無理がきかず、11月から冬休みにかけて“追手”が迫ってくる足音が聞こえるという不安な日々でした。ほかの皆さんが頑張るので、試験で合格確率は80%を出してくれても、塾内の偏差値は今ひとつ伸びが足らず、右肩下がりでないか、勢いが無くなったのでないかと気がかりな毎日だったのです。

 よくいう「先行逃げ切り」型だったのでしょう。皆様も、既にこの段階までにいろいろな場面があったことと思いますが、おそらく、それぞれのお子様の勉強パターンや個性に応じて、この先にはもっともっといろいろな、予想のできないドラマがあると思います。でも、今の愚息の様子を見ていると、その時期を通り抜けてきて良かったと思います。

 皆様のご健闘を祈念申し上げます。当方も、「次の100回をアップロードすると、もう年末かぁ」と感じています。引き続き、お付き合いよろしくお願いします。
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勉強意欲が燃え上がる法(プレジデントFamily)

 しばしば本ブログでご紹介しているプレジデントFamily(プレジデント社刊)ですが、9月号では「勉強意欲が燃え上がる法」という特集で、夏休みを前にして、どのようにしたら意欲が高まるのかということについて、様々な識者のご意見が掲載されています。
 そこで、同書に取り上げられた論点のうちのいくつかについて、愚息と小生の場合はどうだったかということを、反省の意味を込めて、書きおきたいと思います。

(1)勉強の意欲を高める
 “夢を持つ”という意味では、「来年は、素晴らしい中学校の生活が待っているよ」。加えて「来年の夏は、ゆっくり旅行しようね」。本人も、6月に、初めて塾の一番上のクラスに上がり、そういう意味でも、夢を持ちやすい環境だったと思っております。
 余談ですが、「中学に入ったら、いくらでも遊べるから・・・」とおっしゃった親御さん、中学入学後のPTAで「あれを言ったばっかりに、『せめて一学期は遊んでばっかりでいいでしょ』と、お子さんから“逆襲”されて困っている」とのことでした。

(2)気が散らないような環境
 愚息が好きな歴史小説を、ひもでくくって、書棚から押入れに移しました。ついつい手が伸びるのを防止するためです。酷だったでしょうか・・・。
 野球中継のテレビも、「ハイ、この回の攻撃までで、お風呂にしましょう。」。テレビをやめて勉強というのは辛くでしょうから、気分が変わる「風呂」を間にはさみました。もっとも、昨年は、愚息の贔屓のチームがあまり調子がよくなかったため、早めに切り上げやすかったです。
 ちなみに、小生も、愚息が寝入ったあと、テレビの最終ニュースで仕事に関わる事項を確認しただけで、珍しく、テレビの少ない一年でした。

(3)音のしない、動かない椅子
 これは、我が家でもそうしました。
 勉強中は、周囲も音をさせないようにしたことは、言うまでもありません。

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2007年7月19日木曜日

小学4年5年の夏休み

 まず、昨日の正解から。 「2回転」です。おわかりになりましたか。

 さて、今日は、ある方から「小学4年5年の夏休みの過ごし方」についてご質問を頂きましたので、お答えしたいと思います。(確かに、中学受験ブログを読まれている皆様も、6年生の親御さんばかりではないですよね。)

 まず、5年生のとき。進学塾には新5年生の2月から通い出しましたので、ようやく各科目の成績が上向きになってきた頃です。実は、その時点までは、親としては「やめたい」というのでないかと懸念していましたが、同じ小学校からの子も多くお世話になっており、「○○君には負けられない」と、珍しいことを言い出したのが夏休み頃です。そして、成績のほうも、4年生から塾に通われていた友人に追いついて、本人はそこそこ機嫌よく夏期講習に通っていました。まだ、「成績の壁」に突き当たらず、その意味で順調だったのでしょう。 夏の旅行にも行きましたし、およそ悲壮感はありませんでした。
 親から言われなくとも、1日10問の算数・理科の教材を開き、塾のおかげで勉強の習慣がここまでついたと感心した記憶があります。

 次に4年生。まったく受験とは無縁。山歩き、沢遊びで魚をつかまえ、山の家のヤモリを見て喜ぶという、自然派の夏休みでした。加えて、プール三昧。正味の話、この時点では、小生が「進学塾は5年生の夏休みから」と信じて疑わなかったぐらいで、受験は遠い先の話と思っておりました。ただ、親としては、愚息が見たもの何でも面白がるようにならないかと願っておりました。小学生向けの歴史小説が好きになった頃で、黙っているなと思ったら、本を引っ張り出して読んでいた頃です。

 スパートをかけるのは6年生になってからだったので、最後まで投げ出さずに済んだのかもしれません。
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2007年7月18日水曜日

算数の難問~試されているのはひらめき?~

 まず問題です。

 半径5cmの円AとBがあります。円Aのまわりを、円Bが滑らないように左回りで回ります。このとき、円Bが円Aのまわりを一周する間に、円Bは何回転しますか?

 円のまわりを回るのだから、動いたのは、円1周分で、だから1回転かな・・・・・・と、大人の小生も当初、引っかかりました。

 でも、硬貨二枚を机において試してみると、「あれ?」。手品を見ているようでした。そうです、もし円Bの円周上の一点をPとし、点Pが円Aに接したまま、すなわち滑らせて円Bが円Aのまわりを回ると、一周する間に、実は、円Bは1回転しています。このことに気付くかどうかなのだそうです。

 別の解説では、一般的に円の中心が、その円の円周の長さ分だけ移動すると、円は1回転する(この点は、平面で考えればすぐわかる)。本問で、移動する円Bの円の中心が動いた距離を考えると、半径10cmの円の円周になる。よって・・・・・という論法でした。

 答えは、次回の更新時にしましょう。でも、この問題って、子供たちのどのような能力をためしているのでしょうか。かなり、クイズっぽい感も否めないと思いますが・・・・
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2007年7月15日日曜日

正確に聞いてまとめる訓練

 塾の保護者会で、各科目の先生から再三言われたのが、「子供への指示が、徹底されない。指示した際には子供がわかってくれたという反応だったが。2~3日してみると、実はわかっていなかったということが明らかになる。」という点でした。また、例えば「心にやましいことがある」という表現が文章に出てきたので、「どういう気持ちかな」と質問したら、「うるさいなと思うこと」というお答え。つまり、「心に“やかましいこと”がある」と理解していたようで、「やましい」の意味を知らなかったためにそんな答えになったということもうかがいました。

 確かに、愚息ものほほんとして、家で生返事が多い(真剣に人のいうことを聞いていない)ですし、特段語彙が豊富とも思いませんでした。ですから、「きっと、うちのことを言われているのだろうな」と反省しておりました。そこで、6年の夏休み頃になって始めたことが、テレビニュースを見ているときに、「で、どうなったの? 結論は何だと言っているの?」「今アナウンサーが言った『うららかな』って、どういう意味? 『ウララ~』って歌っている人がいるってこと?(←古ぅ)」と、ことごとく質問して答えさせました。

 一番最初は、台風報道から始め、
「台風は大きいの?被害はどこで出たの?」
「中型だって。鹿児島で川が溢れた。」
「今、台風はどこにいるの?」
「足摺岬」
「それ、何県?」
「えーと、高知県」
「それで、今後、東京はどうなるの?」
「今夜、日本海側に抜けるから、東京は雨は降らない。」
という具合で、あわせて地名のチェックもしました。

聞いて、要点をまとめて、人に伝えるという、ごく基本的な能力(コミュニケーション能力)ですが、我々も親からこうして社会生活の基本を教わったような気がします。 今回の台風報道を見て、「そういえば去年こうしたんだ」と思い出したので、ご参考までに。

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2007年7月12日木曜日

夏休み直前の、塾からの指示事項

 夏休み入りの日に、塾の保護者会があり、夏休みのすごし方など、いろいろとご指導いただきました。どの塾も共通する内容かなと思いますので、当時のメモから要点をまとめておきます。

(1)「家へ帰ってから復習する、理解する」ではなくて、その場で理解してしまう
 確かに、二学期になると「家で理解する」なんて時間はありませんでした。加えて、帰宅後、親が「今日の国語では何を教わった?」というように聞き、授業で習ったことをその日のうちに確かなものにしておくよう、指示を受けました。

(2)出題範囲を決め、予め生徒に言ってある基礎分野の小テストで、100点を取れないというのはダメ
 これは、中学生になった今でも同じです。 

(3)知識系は「九九」と同じ
 漢字、文法、地名、年号、理科社会の用語といった「知識系」は、算数の九九と同じで、「知りませんでした」はまったく許されない。問題を解く際の大前提。

(4)「合不合判定テスト」
 9月から始まる他塾の「合不合判定テスト」は、毎回受験すること。実際の中学校の校舎を使ってのテストであり、雰囲気になれるという意味も大きい。

 実際、(4)の話を保護者会でうかがい、2学期の日程表をみると、「合不合判定テスト」の日は、愚息の塾はちゃんとお休みになっているではありませんか。「うまいことしてるな」と、感心したのでした。
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2007年7月11日水曜日

「夏休み計画」の前に、子供と話そう

 夏休みの冒頭、どのご家庭でも、「この夏は、○○をしよう」と目標をたてることと思います。我が家でも、昨年の夏休み入りの日に、次のような「目標」を立てました。

 1 塾の算数・国語小テストは、100点を取る。
 2 算数・理科の自宅用教材(注 1日10問の問題集)は、連続正解記録に挑戦する。
 3 社会の白地図2冊を仕上げる。
 4 入試問題集を(塾の指示に従い)決められた量を解く。
 5 塾の復習は、その日のうちにしてしまう。
 6 一日30分体を動かす。

 この目標を決めた際、小生が留意した点は以下の3点でした。

まず第一に、愚息と話し合って考え、自分で夏のスケジュール帳に書き込ませたこと。「○○しなさい」と一方的に言ったわけでなく、考えさせたということです

第二に、基礎を確実に点に結びつける、エラーをしないということの重視です。

第三に、体力です。ついつい机の前にいるだけになりがちですが、学校のプールがある日は行くべきですし、そうでない日は公園の散歩や自転車でもいいと思います。この時期の「蓄積」は、ラストスパートでものをいいます。

 夏休み入りまで10日、どんな「夏休み計画」にするか、お子様と相談することとし、その前に、そろそろ親御さんの方で「どんな話し合いをしようかな」と考えてみてはいかがでしょうか。
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2007年7月9日月曜日

理科と融合した社会の学習

 宮崎県知事の宣伝効果で、マンゴー「太陽のタマゴ」が人気急上昇のようです。そこで、何で宮崎でマンゴーなのかを題材に、昨日、愚息とこんなやり取りをしました。

「宮崎の東国原知事が、マンゴーの宣伝をしてるよね。マンゴーって、どんなところで育つの?寒いところ?それともあたたかいところ?」
「えーと、あたたかい所。」
「そう、沖縄が有名だよね。でも、宮崎でマンゴーが育つのはなぜ?」
「宮崎も温暖だから」
「それもある。マンゴーは寒さに弱い。じゃ、温暖なことのほかに、植物がよく育つための条件は何?」
「水と・・・光が要る」
「そう、光。日照時間は意外なことに、沖縄よりも宮崎のほうが長いはずだよ。何で宮崎は日が照って、日照時間が長いんだろうね」
「九州だから」
「でも、九州でも、以前、福岡に行った時はどんより曇ってみぞれだったよね。玄界灘のほうは寒くなかった?」
「・・・・・・・」
「聞き方を変えるけど、冬、湿った冷たい風はどちらから吹く?」
「北西。日本海側」
「そう、それが何にぶつかると、雨や雪になるの?」
「山。山脈や山地。」
「九州だとどのあたり? 小さい頃にSLで登ったでしょ。」
「そうだ、阿蘇山のあたり。九州山地。」
「正解。その風が、太平洋側に抜けるときには、もう湿ってないでしょ。だから雲も出ず、よい天気。冬の関東地方と似ているわけだ・・・・・・。」

 というわけで、植物(農産物)・地形・気象を融合して考えてみたという事例でした。(専門家の方から見れば、かなり、大雑把な議論になっていると思いますが、あくまでも頭のトレーニングということで、どうかご容赦下さい。)
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2007年7月8日日曜日

それでも地形図に関心のないとき

 あまり地形図に関心が無かった愚息ですが、一回だけ、もの珍しそうに、しかも食い入るように見て観察したものがございました。

 そうです、グーグルマップ

 住所を入力したら、自宅の航空写真が出てきます。それだけでなく、通学路、小学校、公園のグラウンド、川、駅、バスの車庫などなど、いつの間にこんな写真を撮ったのかと思うぐらい隅々まで詳細に写し出されていて、ものすごく興味を持ったようです。

 「あ、ここ。通学路の右側。とっくの昔になくなったマンション(注)が、まだ写真にある」と、詳細に観察まで始めました。      
  (注)古くなり建て替えるため、半年くらい前に取り壊されました。

 よほど気に入ったと見えて、「じゃ、京都の金閣や清水寺の舞台はどこにどう写ってる?」と、追加して見たいという希望も。

 住宅地図レベルの詳細な地図から、大きな山脈・一級河川・平野など地形全体を大づかみにするレベルまで、地図帳を補うものとして、大いに活用できると思います。我が家では試していませんが、グー グルアースでは3Dまで楽しめるようですので、より勉強になるのかもしれませんね。 
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2007年7月7日土曜日

地形図にどう親しむか

すみません、数日ぶりの更新です。

 さて、社会の地理分野では、問題において地形図を示して、そこから地形・土地利用の特徴を答えさせたり、そこから生活や産業まで推測させる問題を、しばしば目にしました。場合によっては、同一地点の新旧二枚の地形図を示して、そこから変化と理由を考えさせるというような、社会人もびっくりという問題が出されます。

 しかし、残念ながら、愚息は、あまり地形図に関心が無く、不得意分野ではなかったのですが、点数はぼちぼちという具合。そこで、「こうしておけば良かったんだ」という反省を一点。

 比較的身近なところの地形図(区分地図でなく、等高線の入ったもの)を片手に、川や坂のあるところを散歩して、道路や川の表示、それに等高線がどうなっているかを自分で見ることを、少しでいいからすべきだったと思いました。中学校になっても、地理は重要ですので、先日、少しだけ試してみました。

 等高線入りの地形図でないにしても、地図(区分地図)を片手に、
今、どこにいる?
今、向いている方角は?
このマーク(郵便局、小学校、消防署など)の場所まで、どうやって行く?
 そして何メートルぐらい?
という簡単な質問を発しながら、実際に近所を散歩するだけで、地形図読解力はかなりあがると、小生 は思っています。カーナビや携帯ナビ全盛期ですが、地図や地形図に強いというのは、社会に出ても役に立つ能力だと思います。
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2007年7月3日火曜日

算数への興味の持たせ方

 算数については、問題の解き方や着眼を言うばかりで、愚息に、「算数はこんなに楽しい」「こんなに生活に役に立っている」ということを言ったことはありませんでした。理科や社会は、日々に生活で「あ、これ習った」という発見があり、国語は「漢字を覚えるたびに、小学生新聞でなくて大人の新聞が読めるようになった」というような、ささやかな喜びがあったのですが、算数の場合はただ難問に挑戦して、高得点を挙げることに終始していました

 このことに気付いたのは、6年生の秋も深まってから。しかし、とても余裕時間は無く、そのまま受験を迎えてしまいました。

 受験終了後の2月下旬、このままでは、このあとずっと算数への興味はわかないだろうと思い、愚息に一冊の文庫本を渡しました。

 中村義作さん著「マンホールのふたはなぜ丸い? ~暮らしの中の数学~」(日経ビジネス人文庫)

 難しい話題もありますが、マンホールのふたが丸い理由など、算数が生活に活かされた事例が示されています。また、6合枡での量り方、はかりの分銅は、かたちをかえて中学入試にも出されている題材でした。

 「ふーん、こういうことに使っているんだ。」と、少し「算数も、実は面白くて役に立つんだ」と感じてくれたようです。まだ時間のある夏休み、ちょっと一息とか、算数に疲れてしまったときにいかがでしょうか。

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2007年7月1日日曜日

星座の勉強をしようと・・・・

 夏休みに、都内のある大きなプラネタリウムに行きました。しかし、投影された内容のうち3分の2は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を題材にしたCG。早い話が、丸い天井で大掛かりな映画が上映されたわけで、期待していた星座の解説は3分の1程度

 時代が変わったということなのか、このプラネタリウムがそうなのか、よくかからないのですが、小生が小さい頃に楽しみにしていた東急文化会館(当時)の屋上にあった五島プラネタリウムとはまったく違うものでした。

 陽が沈み、夕焼けが残る中、金星が光り、そして夜空につぎつぎと星がまたたきだします。矢印が出て来る懐中電灯を使っての解説が、子供にとってとても面白かったのを思い出すのです。この五島プラネタリウムがあったので、星座や天体に興味を持ったと言って過言ではありません。星座は見ないとわからないですし、旅行先でもないときれいに星座は見えない。となると、やはり、プラネタリウムで、おもいきり星座を堪能させて欲しいように思いました。

 東京近郊には、公立のプラネタリウムが何ヶ所かあるようです。ぜひ、お子様と一緒に行く前に、1回こっそり下見して、勉強になる内容かどうかチェックして、夏休みに見にくことにしましょう
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