2008年12月31日水曜日

気負いすぎても、マイナス

 冬期講習の前半、いかがでしょうか。緊張しすぎてもいけないのでしょうが、逆に気負って力が入りすぎてもマイナスですね。

 ある日、会場から出てきた時の、子供の最初の一言。

 「今日は、他の人には書けない答案を書いた。」

 それを聞いた小生の反応は、最近のフレーズで言うと、

 「なぁに~。やっちまったなぁ~!」

でした。悪い予感のとおり、結果は惨憺たるもの。やや勝手が違う問題が出たなと思ったときに、今まで教わったことを一つずつあてはめながら、「多分こういうことだろう。」と一歩一歩積み上げて理論的に考える方法をとらずに、直感で「エイッ」とばかりに独自の解釈を考え、記述式の大きな配点の問題でそれを書いてしまったようです。

 基本を忘れた状態と言えばそれまでですが、気負うあまりそれを突然やってしまうのが、12歳の子供なのだと思いました。「入試は、どれだけ独創的な答えを書くかという点や、文章や出題に対してどのような意見を持つかという点を見ているものじゃないんだ。文章や各種資料をどれだけ深く読み取っているか、図形をどれだけ理解しているかを験しているのであって、別に、ほかの人と同じ答案になっても構わない。今まで教わった方法を使って、基本に忠実に正解を考えてゆく作業をしているかどうかを見ているんだ。」と諭し、軌道修正を図りました。

 でも、冬期講習段階で修正点が出てくるのは、むしろ歓迎と考えましょう。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月25日木曜日

冬期講習の答案を分析してわかったこと

 ああでもないこうでもないと冬期講習の答案の一枚一枚を原因を見てゆくうちに、我が家の場合、次のような背景があることに気づいたのです。

(1)間違う問題の場所が選択式(配点が小さい)か記述式(配点が大きい)かで点数・順位が上下する

 特に、国語の場合、顕著でした。いくつかある重要な部分のうちの1~2箇所を解釈できなかったり、読み落としていたりして、そこがたまたま配点の少ない問題(主として選択式)だと失点が小さく、逆に配点の大きい問題(主として記述式)だと大きな失点になるという、多少「風任せ」な点数の動き方をしていました。

 良かった日と悪かった日の2~3枚ずつを机に並べてみて、点数が上下した理由を説明し、次に、なぜ読み取りができなかったのか(どう考えて、この解答にしたのか)、塾で先生は文中のどの表現に注目して読解をしなさいとおっしゃったのかを説明させ、読解力が足らなかった部分を具体例で復習させました。

 他方、この時期には、漢字や知識系問題の取りこぼしは少なくなったのがせめてもの救いだったでしょうか。

(2)いまだに不得意分野で得点が伸び悩む

 これは、算数の場合、顕著でした。以前ほどではないにせよ、立体図形、平面図形の移動(軌跡)、場合の数の3分野は得点が伸び悩みました。ただ、時期も時期ですから、「ここは気持ちの持ちよう」と割り切り、「最終1ヶ月の対策箇所が絞られて好都合だ。」と親子で前向きに(?)考えることにしました。

(3)クラス内は、ほぼ横一線

 冬期講習の後半になってわかったのですが、クラス内の実力が拮抗し、1~2点で順位が入れ替わる状態になっていたことも、順位乱高下の一因でした。1点の怖さを身をもって実感するという点では、大きな意義がありました。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月23日火曜日

「千本ノック」の家庭でのフォロー

 「千本ノック」の冬期講習で合格圏入りしたという事例が多いと思う一方、大げさでなく、精神面で壊れてしまわないだろうかという不安にもかられました。ちょうど張りつめた風船のような状態になっていて、ちょっとつついただけで、パーンといってしまいそうな気がしたのです。

 加えて、冬期講習に入って3~4日したタイミングで、志望校別のクラスで2学期以降ずっとキープしてきたクラス内席次の「定位置」から「陥落」して、3人分ほど後ろに下げられてしまい(冬期講習の後半は、もとの席次に戻して頂けました)、自分は精一杯頑張っているが、級友から徐々に追い上げられているという現実を、いやがおうにも見せられました。

 ここであわてたり、点数や順位という結果だけを見て「今日は良かった、悪かった」と一喜一憂したりすることはマイナスです。得るものは何もありません。むしろ、もし下手に動揺させてしまうと、最悪の場合、今まで積み上げてきたものが全部崩れ去るおそれさえあります。疲労のピークですから、そうした動揺や崩壊がいつもの数倍も起きやすいと思わなければなりません。

 やはり、少なくとも今まで同様に、できれば今まで以上に、点数や順位が不安定な要因がどこにあるのかという原因分析を演習の一枚一枚について丹念に行い、冷静に話し相手になるということが必要だと考えていました(特に国語)。

 分析してみると、「なるほど」と思うことがありました(以下次回)。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月20日土曜日

一つ上を行くインフルエンザ対策!

 思わず唸ってしまった記事です。

 本ブログにも何回か登場しているプレジデントFamily(プレジデント社・刊)最新号(2009年2月号)の當間弘子先生の記事。

 簡にして要を得たご説明で、しかも、「常識」をうち破るものです。健康マニア(?)の小生は、早速、明日からこの方式にします。

 小生があれこれ説明するよりも、同記事をご一読されるほうがよろしいかと存じます。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月18日木曜日

冬期講習の印象を一言で言うと・・・

 さて、厳しい日々を送られていることと存じますが、厳しい最後のヤマが冬休みの冬期講習です。その内容は、やたらと演習の分量が増え、まさに朝から晩まで実戦並みの状態でした。2学期の日曜日の「特訓」も、朝から晩まで、極めて高度な内容の問題や長文問題/記述式問題を含め、すごい分量だったのですが、冬期講習はこの日曜日特訓が連日行われるという印象でした。

 これを一言で言い表すと、「千本ノック」。

 あるいは、プロ野球のキャンプの時の映像で見る「居残り特守」。これでもかというぐらい内野ゴロが次々と来て、それを取る練習を思わず連想します。

 おまけに、科目によってはクラス内の順位を付して答案が返却されました。日々上下し、1番の日もあれば、クラスの半ば以降の順位の日もあったというように、乱高下したのです。この「千本ノック」的なトレーニングは、

・解答用紙を前にしたら、いつも、緊張感を持つこと
・集団内で、「負けるものか」という気力、精神力を持つこと
・どのような問題が出題されても驚かないこと
・全体的な学習の仕上げ

にはプラスだったと思います。

 2学期までの高度な考え方の習得と、冬期講習での最後の猛特訓によって、塾の合格実績が毎年伸びているのだなと、あらためて理由に納得しました。冬期講習の時期にもなれば、知識やノウハウを冷静にまとめあげてゆくという感じなのかと思っていたのですが、「これでもか」というほど分量をこなし、これを通じて、体で覚えてゆくという戦術なのだと受けとめていました。

 でも、本当に本当に、大変でした。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月16日火曜日

各種持ち物の準備

 1月受験校があることも考えて、持ち物類は12月末までに購入し、一度、試しに使わせてみました。

 各中学校の募集要項を見比べると、腕時計に関しては様々な指示がございました。特に、腕時計の計算機能・アラームについては詳細な指示が書かれていて、「アラーム機能を止めていれば、持ち込んでもOK」から「アラーム機能の付いているものを持ち込むことが厳禁(機能を止めていてもダメ)」という学校まで微妙な違いがありましたので、よくチェックされるとよろしいかと思います。

 結局、単に計時機能のみの腕時計で安価なものを購入しましたが、「アナログ式でなく、デジタル表示のものがいい。」とせがまれ(意外に、アラーム機能のないデジタル式は品薄でした。)、探して買い揃えました。最後に、小生が使っている腕時計(大学入学祝いのクウォーツ式。現在でも現役です。念のため電池を入れ替えました。)を、お守り代わりに、予備の時計として鞄の中に入れておきました。

 三角定規や直定規も、塾で使用していたものはかなり古くなっていましたので、新しいものを準備。そして、学校によってはコンパスも要求した年度がありましたので、「鉛筆をはさむ方式のものは使いにくい。」という子供の要望を聞いて、中学校の技術科用の、やや高級なものを用意(結局、要りませんでしたが)しました。

 ひとつひとつ買い揃えると、いよいよという気分になってまいります。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月13日土曜日

当日朝の、もう一つのリスク

 首都圏で通勤電車に乗っておられる方ならお気付きのとおり、近年、朝の電車は、当然のように遅れます。小生がサラリーマンになった頃は、遅延証明書というのは、年に1~2回、それも突発的な事故が原因だった気がしますが、最近は月2~3枚はもらっています。インターネットで運行状況が出ることもあり、職場の人事管理担当からは「もう、遅延証明書は要らないですよ。」という声が。

 原因はいろいろあって、関係者のご努力にもかかわらずこうなっているのでしょうが、受験を控える身としては、自衛策を講じなければなりません。

 勿論、どの学校でも交通機関の遅れによる遅刻に対しては対応して下さると聞いておりましたが、それでも、中・長距離で学校(受験会場)まで到達するという場合は、万が一の場合、どこで下車してどこから別方面に抜けて、遅延を最小限に抑えるという「迂回ルート」を頭の中に入れておいたほうが良いと思います。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月10日水曜日

受験直前、小学校を・・・・

 まったく想定外だったのが、本試験日の直前一週間あたりから、連続して小学校を休み、“直前スパート”をかけるご家庭があったこと。子供と同じクラスのお子様で、しかも同じ中学校を受験するある友人は、場慣れのために受けに行った1月校も、前日の平日を休まれ、“兆し”はありました。そして本試験も「予想通り」、直前一週間、びったりお休み。よそのご家庭のことながら、いったいどういう理由を書いて小学校に欠席届を出しているのだろうかと、不思議に思いました

 おまけに、この友人は「僕は明日から試験までお休み。これでしっかり勉強して、合格圏に突入さ。」と、捨てゼリフ(!)を残してお休みに突入。さて、その日、泣きそうな顔をして帰ってきたという子供と、土曜日晩に次の会話がありました。

「ねぇ、来週月曜から水曜まで休んで勉強しなくて平気かな。○○君、休んで合格すると言った。」
「そんなことない。今まで2年間も勉強してきたことを、教わってきたとおりに解いて書けば、合格します。」
「でも、塾の算数の△△先生に、『小学校休んで勉強した方がいいですか』と質問した子がクラスにいたけど、先生は、『先生が答えることじゃないですね、それは。』とおっしゃった。」
「ほら、あれだけ頑張れ頑張れって厳しくおっしゃる△△先生だって、『小学校を休みなさい』なんて言わないでしょ。」
「でも、いつもみたいに『ダメだダメだ!』とも言わなかった。」
「先生は、家と小学校の話だから言わなかったんだよ。心配ないから。ほかのお友達の顔見て、いつもどおりに帰ってきて最後の復習をして、ゆっくり寝れば、ちゃんと合格できるから。昔、お父さんの大学受験の時、『(緊張で)手の震えが止まらないから保健室で横になって答案を書かせて欲しい』と申し出た同級生がいたけれど、家で一週間こもって勉強しても気負って緊張しすぎたら、調子がおかしくなって、そんなことになるでしょ。塾や合不合判定テストでやってきたとおりに、いつものペースで本試験に臨むのが良いよ。それよりも、明日の塾の最終授業、精一杯やって来よう。それが一番の対策だから。」

 最後は納得しましたが、「友達が○○したから、自分もしたい」ということをめったに言わないタチなので、この時ばかりは、不安のピークだったのだなと感じました。子供同士の厳しいやりとりといい、塾でのとんでもない質問といい、つくづく難しい時代になったものだと、親のほうもため息ばかりでした。

 休まなくても「十分に勉強した」と思えるよう、今のうちから頑張りましょう。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月9日火曜日

親も「のせ上手」で、まいりましょう

 昔を思い出してみると、特に予備校で、「なぜか知らないけれど、その科目は面白いんじゃないか」と思わせてくださる先生がおられました。勿論、学校にもそういう先生はおられましたが、数としては、圧倒的に予備校に多かった記憶があります。

 古文、漢文、英語に数学と、多くの科目でお世話になりました。けして受験テクニックや点数を多く取るノウハウということではなく、感心したり興味を感じたりしたのです。

 つまり、うまくのせて頂いていたということなのだと思います。でも、特に小さい頃、若い頃には「うまくのせられる」ということも重要です。そうして生じた興味が人生を左右することだってあります。

 子供の中学受験の場合、塾の理科の先生がその「のせ上手」でした。お蔭様で面白がって勉強しいるうちに、もっとも信頼できる安定した科目になりました。

 この先、本試験の日が迫るにつれて、親のほうもピリピリしてくるのですが、でも「のせ上手」の先生を見習って、できなかった問題はゆったりと話し、良い気分で机に向かえるようにしてまいりましょう。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月6日土曜日

天候リスク

 いよいよ寒く、全国各地から雪の便りも届くようになってまいりました。

 ところで、本試験の当日の最大のリスクといえば、東京の場合は雪。インターネットで調べると、東京の「雪の特異日」(雪の降る確率の高い日)は2月17日とあります。センター試験(かつての共通1次試験)の日は、やたらと雪が多いような記憶があるのですが、ともかく2月上旬は、いつ雪が降ってもおかしくない時期です。

 2~3日前から天気予報をチェックしましょう。もし当日朝、雪が降りそうな気配でしたら、どのような対応をすべきかを予め考えておくと良いですね。

 当日朝、親のほうは5時過ぎに起きて、外の天候をチェックしたことを思い出したので、念のため。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

2008年12月3日水曜日

風邪予防と同程度、気を使わなければならないこと

 メガネをお使いの方なら、一度や二度は、メガネを壊して不自由された経験がおありかと思います。まさに昔のCMの文句どおり、「メガネは顔の一部」なのですが、簡単な修理ならともかく、ツルの一部がはずれたり、レンズ交換となると一週間近くかかるのが現実です(実際、中学校入学後に不注意で壊し、不便な一週間を過ごすことを余儀なくされていました。)。

 以前、あるプロゴルファーの本を読んだとき、万が一のために予めスペアを作っておいてラウンドするとあり、すごく感心しました。しかし、ただでも勉強で時間の無い中、わざわざ作りに行くのも手間であり、結局、ともかく細かく注意させることとしました風呂に入るときも、寝るときも、きちんと固いケースに入れさせて、安全なところに置かせたのです。机の上に置きっぱなしは厳禁、としました。夜寝るときも同じです。

 次に、1月上旬にメガネ屋さんに行き、ねじを締めて頂きました。また、小学校の体育の時間に、ドッジボールにあたって割るおそれもありましたので、視力は良くないのですが、体育の時間はメガネを外すようにさせました。

 気にしだしたら、本当に、次から次へと気になることが出てまいります。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking