2007年3月31日土曜日

タカハシ君の運命やいかに

 年明けになると、「○○くんは△△中学を受けに行く」「××さんは、残念だったらしい」と、情報屋活動に拍車がかかり、小学校内をひとり駆け回ったタカハシ君。当初の予定通り、A君、タカハシ君、そしてもうひとり別のお子さん、そして愚息の4人が、小学校の同じクラスから同じ御三家校を受験。

 しかし、結果は、A君と愚息が合格。タカハシ君ともうひとりの方は、涙を飲むことに。タカハシ君は結局、2月2日に受験した第3希望の学校へ入学されることに。しかも、その学校は、大変申し訳ないのですが、A君や愚息の塾では、常日頃「君たち、こんな成績では、○○○しか入れないぞ」と講師が具体的校名を言い続けていた中学校(こういう会話が、塾内ではあるんですね。これも驚きです。)

 さすがにこの結果を2月5日に聞いた時は、愚息が「可哀想に」と言ったっきり、親子とも、黙り込んでしまいました。

 後日「彼なら、中学校高校で頑張って、しかり勉強するよ」「そうだね」と、言ったのも束の間、再び、我々がビックリする出来事がありました。(またまた、次回に続く)

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2007年3月30日金曜日

11歳の鞘当て

6年生も後半になると、クラスの進学希望者同士で、ピリピリとした緊張感のもと、鞘当てが起こってきます。
小学校で同じクラスのA君と愚息は同じ塾に通い、同じ中学を第一志望に。ところが、同じクラス内に同一中学を第一志望にしながら通っている塾が別の大手塾の子がいると、微妙な空気になります。この別の塾にいる子、タカハシ君(もちろん仮名)。いろんなことをしてくれました。
(1)A君と愚息に曰く、「もともとは、僕の通っている塾が、御三家や国立には一番多く合格者を出しているんだよ」 (それは、数年前までの話。今は、逆転されてます。)
(2)「僕は、塾で、御三家、十分合格するって言われてるんだ。そして、合格したら、日本一の塾にすぐ入って、また勉強するんだ」
(3)そして極め付けが「お前たち、この問題できるか。僕の塾では、こんなのやってんだ。休み時間にやってみろよ。採点してやっから。」
 しかし、“きっと、うんうん唸って、問題を解くことはできないだろう”との、タカハシ君の予想を裏切り、A君も愚息も、休み時間にさっと解いて“提出”してしまった。さあ大変、自宅で“採点”したタカハシ君は、翌日、青ざめて“返却”し、その後、上記(1)(2)類似の“口撃”が、1月末まで続きました。
上記のうち(1)と(2)は、ビビリやすい愚息が、泣きそうな顔をして小生に報告をしたので判明。(3)は、“返却”された答案を小生が見て、「あれ、見慣れない形式のテストだね」と質問したところ、事実が判明。あきれてものが言えなかったのですが、愚息にはただ一言、
 「受験は、人との勝負のようだけど、自分が理解できるかどうかの勝負。
だから、この先、悪いけどタカハシ君の言うことは聞かなくて良い。」
と言って聞かせました。小生の高校時代のような陰湿なやりとり、11歳が経験する時代なのです。
さて、そこまでしたタカハシ君の運命やいかに・・・・(次回に続く)

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2007年3月26日月曜日

夜道で歩きながら勉強?

つい先ほど、午後9時過ぎに、職場からの帰宅途中で見た光景。二人の女の子が、有名大手塾のお揃い(?)のカバンを背負いながら、街灯だけでけして明るいとはいえない夜道を、とぼとぼと歩いていました。見れば、二人とも明かりの方向を探すようにして、本に目を近づけながら、本を読んでいるではありませんか。「去年は、ウチも似たようなものだった、頑張れよ!」と励ましたい一方、車の通りも多い道ゆえ、「気をつけてね、危ないよ」と声をかけようかと思ったその瞬間。ビックリでした。
読んでいたのはマンガ。しかも、二人で途中で本を交換する熱の入れよう。
気晴らしかも知れませんが、この危なっかしい姿、おうちの方はご存知なのかと、心配にもなりました。塾の迎えを車で行った小生としては、「多少行き過ぎていたかもしれないが、でも、親が受験のほぼすべてに関わっていて良かった」と、あらためて感じてしまいました。

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2007年3月25日日曜日

睡眠時間~これだけ寝ても、十分合格

「四当五落」。大学受験の時に、皆様も聞いたご記憶がおありかもしれません。
つまり4時間睡眠だと合格で、5時間寝る者は残念なことになるという、そんな諺。

しかし、愚息には、かなり長めに睡眠時間をとらせました。
5年生までは勿論、6年生も夏休みまでは、夜10時には床に就く。
それが6年生の9月ごろからは夜11時になり、そして12時になったのは、6年の10月中旬~12月の2ヶ月半だけ

年明けて1月には、再び、夜11時に床に就くように、睡眠時間を気持ち長めに戻しました。

朝は、いつも7時25分起床

おそらく、他の同級生よりも、時間的には長かったはずです。
無駄を省けば、これだけ寝ても、十分に合格できます。

理由は簡単。小生が、受験生時代、寝不足が大の苦手だったからです。
夜遅くまで起きていて、翌朝なかなか起きることができない愚息の寝不足の顔を見るのが、点数が伸びなかったことよりも何よりも、親として辛かった記憶があります。

2007年3月23日金曜日

ご法度!計算・漢字のスピード競争

小学校低学年の方に一言。
計算・漢字のプリントを渡し、「よーい、ドン」で時間を計測し、できた順位を競わせる低学年向け塾もあるようですが・・・・・愚息の場合、“粗製濫造”に陥り、汚い字や計算間違いの温床になりました。
高学年になってから直すのに、一苦労。

けして、お薦めできません。

2007年3月22日木曜日

まずは、体力

新4年生以下の方はもちろん、新5年生の方も、夏までは

    「ともかく体力重視」

でまいりましょう。6年になってからの一年間は、寝不足と消耗で、最後は能力というよりも体力勝負でした。愚息の場合、5年の春先までは水泳教室に週一回通っていて、これが楽しみであり、また体力をつけるのに役立っていたのですが、受験前後は体力も低下して、バテバテでした。

2年あれば十分に対策できますから、繰り返しますが、ともかく風邪をひかない体力を!

2007年3月21日水曜日

中学受験が大変になった「真犯人」

「真犯人」とは、物騒な表現ですが、昨年末、寝不足で青白い顔をしながら塾の「宿題」に追われる愚息を見て、切実に感じました。


そう、真犯人は、

     「公立小学校の“ゆとり教育”」 と
   「中学入試の水準が変わっていないこと」 です。

小学校での授業時間が減り、教える内容も削減され、
その一方で、中学入試で要求される水準は、昔と変わらない。
だから、その差を埋める作業が大変な分量になり、
受験産業が栄える・・・・・・

という構図です。

ですから、中学受験が厳しいことは、ここ当分変わらないでしょう。

そういう覚悟をもって臨まなければならないと思います。