2008年12月31日水曜日

気負いすぎても、マイナス

 冬期講習の前半、いかがでしょうか。緊張しすぎてもいけないのでしょうが、逆に気負って力が入りすぎてもマイナスですね。

 ある日、会場から出てきた時の、子供の最初の一言。

 「今日は、他の人には書けない答案を書いた。」

 それを聞いた小生の反応は、最近のフレーズで言うと、

 「なぁに~。やっちまったなぁ~!」

でした。悪い予感のとおり、結果は惨憺たるもの。やや勝手が違う問題が出たなと思ったときに、今まで教わったことを一つずつあてはめながら、「多分こういうことだろう。」と一歩一歩積み上げて理論的に考える方法をとらずに、直感で「エイッ」とばかりに独自の解釈を考え、記述式の大きな配点の問題でそれを書いてしまったようです。

 基本を忘れた状態と言えばそれまでですが、気負うあまりそれを突然やってしまうのが、12歳の子供なのだと思いました。「入試は、どれだけ独創的な答えを書くかという点や、文章や出題に対してどのような意見を持つかという点を見ているものじゃないんだ。文章や各種資料をどれだけ深く読み取っているか、図形をどれだけ理解しているかを験しているのであって、別に、ほかの人と同じ答案になっても構わない。今まで教わった方法を使って、基本に忠実に正解を考えてゆく作業をしているかどうかを見ているんだ。」と諭し、軌道修正を図りました。

 でも、冬期講習段階で修正点が出てくるのは、むしろ歓迎と考えましょう。
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2008年12月25日木曜日

冬期講習の答案を分析してわかったこと

 ああでもないこうでもないと冬期講習の答案の一枚一枚を原因を見てゆくうちに、我が家の場合、次のような背景があることに気づいたのです。

(1)間違う問題の場所が選択式(配点が小さい)か記述式(配点が大きい)かで点数・順位が上下する

 特に、国語の場合、顕著でした。いくつかある重要な部分のうちの1~2箇所を解釈できなかったり、読み落としていたりして、そこがたまたま配点の少ない問題(主として選択式)だと失点が小さく、逆に配点の大きい問題(主として記述式)だと大きな失点になるという、多少「風任せ」な点数の動き方をしていました。

 良かった日と悪かった日の2~3枚ずつを机に並べてみて、点数が上下した理由を説明し、次に、なぜ読み取りができなかったのか(どう考えて、この解答にしたのか)、塾で先生は文中のどの表現に注目して読解をしなさいとおっしゃったのかを説明させ、読解力が足らなかった部分を具体例で復習させました。

 他方、この時期には、漢字や知識系問題の取りこぼしは少なくなったのがせめてもの救いだったでしょうか。

(2)いまだに不得意分野で得点が伸び悩む

 これは、算数の場合、顕著でした。以前ほどではないにせよ、立体図形、平面図形の移動(軌跡)、場合の数の3分野は得点が伸び悩みました。ただ、時期も時期ですから、「ここは気持ちの持ちよう」と割り切り、「最終1ヶ月の対策箇所が絞られて好都合だ。」と親子で前向きに(?)考えることにしました。

(3)クラス内は、ほぼ横一線

 冬期講習の後半になってわかったのですが、クラス内の実力が拮抗し、1~2点で順位が入れ替わる状態になっていたことも、順位乱高下の一因でした。1点の怖さを身をもって実感するという点では、大きな意義がありました。
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2008年12月23日火曜日

「千本ノック」の家庭でのフォロー

 「千本ノック」の冬期講習で合格圏入りしたという事例が多いと思う一方、大げさでなく、精神面で壊れてしまわないだろうかという不安にもかられました。ちょうど張りつめた風船のような状態になっていて、ちょっとつついただけで、パーンといってしまいそうな気がしたのです。

 加えて、冬期講習に入って3~4日したタイミングで、志望校別のクラスで2学期以降ずっとキープしてきたクラス内席次の「定位置」から「陥落」して、3人分ほど後ろに下げられてしまい(冬期講習の後半は、もとの席次に戻して頂けました)、自分は精一杯頑張っているが、級友から徐々に追い上げられているという現実を、いやがおうにも見せられました。

 ここであわてたり、点数や順位という結果だけを見て「今日は良かった、悪かった」と一喜一憂したりすることはマイナスです。得るものは何もありません。むしろ、もし下手に動揺させてしまうと、最悪の場合、今まで積み上げてきたものが全部崩れ去るおそれさえあります。疲労のピークですから、そうした動揺や崩壊がいつもの数倍も起きやすいと思わなければなりません。

 やはり、少なくとも今まで同様に、できれば今まで以上に、点数や順位が不安定な要因がどこにあるのかという原因分析を演習の一枚一枚について丹念に行い、冷静に話し相手になるということが必要だと考えていました(特に国語)。

 分析してみると、「なるほど」と思うことがありました(以下次回)。
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2008年12月20日土曜日

一つ上を行くインフルエンザ対策!

 思わず唸ってしまった記事です。

 本ブログにも何回か登場しているプレジデントFamily(プレジデント社・刊)最新号(2009年2月号)の當間弘子先生の記事。

 簡にして要を得たご説明で、しかも、「常識」をうち破るものです。健康マニア(?)の小生は、早速、明日からこの方式にします。

 小生があれこれ説明するよりも、同記事をご一読されるほうがよろしいかと存じます。
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2008年12月18日木曜日

冬期講習の印象を一言で言うと・・・

 さて、厳しい日々を送られていることと存じますが、厳しい最後のヤマが冬休みの冬期講習です。その内容は、やたらと演習の分量が増え、まさに朝から晩まで実戦並みの状態でした。2学期の日曜日の「特訓」も、朝から晩まで、極めて高度な内容の問題や長文問題/記述式問題を含め、すごい分量だったのですが、冬期講習はこの日曜日特訓が連日行われるという印象でした。

 これを一言で言い表すと、「千本ノック」。

 あるいは、プロ野球のキャンプの時の映像で見る「居残り特守」。これでもかというぐらい内野ゴロが次々と来て、それを取る練習を思わず連想します。

 おまけに、科目によってはクラス内の順位を付して答案が返却されました。日々上下し、1番の日もあれば、クラスの半ば以降の順位の日もあったというように、乱高下したのです。この「千本ノック」的なトレーニングは、

・解答用紙を前にしたら、いつも、緊張感を持つこと
・集団内で、「負けるものか」という気力、精神力を持つこと
・どのような問題が出題されても驚かないこと
・全体的な学習の仕上げ

にはプラスだったと思います。

 2学期までの高度な考え方の習得と、冬期講習での最後の猛特訓によって、塾の合格実績が毎年伸びているのだなと、あらためて理由に納得しました。冬期講習の時期にもなれば、知識やノウハウを冷静にまとめあげてゆくという感じなのかと思っていたのですが、「これでもか」というほど分量をこなし、これを通じて、体で覚えてゆくという戦術なのだと受けとめていました。

 でも、本当に本当に、大変でした。
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2008年12月16日火曜日

各種持ち物の準備

 1月受験校があることも考えて、持ち物類は12月末までに購入し、一度、試しに使わせてみました。

 各中学校の募集要項を見比べると、腕時計に関しては様々な指示がございました。特に、腕時計の計算機能・アラームについては詳細な指示が書かれていて、「アラーム機能を止めていれば、持ち込んでもOK」から「アラーム機能の付いているものを持ち込むことが厳禁(機能を止めていてもダメ)」という学校まで微妙な違いがありましたので、よくチェックされるとよろしいかと思います。

 結局、単に計時機能のみの腕時計で安価なものを購入しましたが、「アナログ式でなく、デジタル表示のものがいい。」とせがまれ(意外に、アラーム機能のないデジタル式は品薄でした。)、探して買い揃えました。最後に、小生が使っている腕時計(大学入学祝いのクウォーツ式。現在でも現役です。念のため電池を入れ替えました。)を、お守り代わりに、予備の時計として鞄の中に入れておきました。

 三角定規や直定規も、塾で使用していたものはかなり古くなっていましたので、新しいものを準備。そして、学校によってはコンパスも要求した年度がありましたので、「鉛筆をはさむ方式のものは使いにくい。」という子供の要望を聞いて、中学校の技術科用の、やや高級なものを用意(結局、要りませんでしたが)しました。

 ひとつひとつ買い揃えると、いよいよという気分になってまいります。
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2008年12月13日土曜日

当日朝の、もう一つのリスク

 首都圏で通勤電車に乗っておられる方ならお気付きのとおり、近年、朝の電車は、当然のように遅れます。小生がサラリーマンになった頃は、遅延証明書というのは、年に1~2回、それも突発的な事故が原因だった気がしますが、最近は月2~3枚はもらっています。インターネットで運行状況が出ることもあり、職場の人事管理担当からは「もう、遅延証明書は要らないですよ。」という声が。

 原因はいろいろあって、関係者のご努力にもかかわらずこうなっているのでしょうが、受験を控える身としては、自衛策を講じなければなりません。

 勿論、どの学校でも交通機関の遅れによる遅刻に対しては対応して下さると聞いておりましたが、それでも、中・長距離で学校(受験会場)まで到達するという場合は、万が一の場合、どこで下車してどこから別方面に抜けて、遅延を最小限に抑えるという「迂回ルート」を頭の中に入れておいたほうが良いと思います。
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2008年12月10日水曜日

受験直前、小学校を・・・・

 まったく想定外だったのが、本試験日の直前一週間あたりから、連続して小学校を休み、“直前スパート”をかけるご家庭があったこと。子供と同じクラスのお子様で、しかも同じ中学校を受験するある友人は、場慣れのために受けに行った1月校も、前日の平日を休まれ、“兆し”はありました。そして本試験も「予想通り」、直前一週間、びったりお休み。よそのご家庭のことながら、いったいどういう理由を書いて小学校に欠席届を出しているのだろうかと、不思議に思いました

 おまけに、この友人は「僕は明日から試験までお休み。これでしっかり勉強して、合格圏に突入さ。」と、捨てゼリフ(!)を残してお休みに突入。さて、その日、泣きそうな顔をして帰ってきたという子供と、土曜日晩に次の会話がありました。

「ねぇ、来週月曜から水曜まで休んで勉強しなくて平気かな。○○君、休んで合格すると言った。」
「そんなことない。今まで2年間も勉強してきたことを、教わってきたとおりに解いて書けば、合格します。」
「でも、塾の算数の△△先生に、『小学校休んで勉強した方がいいですか』と質問した子がクラスにいたけど、先生は、『先生が答えることじゃないですね、それは。』とおっしゃった。」
「ほら、あれだけ頑張れ頑張れって厳しくおっしゃる△△先生だって、『小学校を休みなさい』なんて言わないでしょ。」
「でも、いつもみたいに『ダメだダメだ!』とも言わなかった。」
「先生は、家と小学校の話だから言わなかったんだよ。心配ないから。ほかのお友達の顔見て、いつもどおりに帰ってきて最後の復習をして、ゆっくり寝れば、ちゃんと合格できるから。昔、お父さんの大学受験の時、『(緊張で)手の震えが止まらないから保健室で横になって答案を書かせて欲しい』と申し出た同級生がいたけれど、家で一週間こもって勉強しても気負って緊張しすぎたら、調子がおかしくなって、そんなことになるでしょ。塾や合不合判定テストでやってきたとおりに、いつものペースで本試験に臨むのが良いよ。それよりも、明日の塾の最終授業、精一杯やって来よう。それが一番の対策だから。」

 最後は納得しましたが、「友達が○○したから、自分もしたい」ということをめったに言わないタチなので、この時ばかりは、不安のピークだったのだなと感じました。子供同士の厳しいやりとりといい、塾でのとんでもない質問といい、つくづく難しい時代になったものだと、親のほうもため息ばかりでした。

 休まなくても「十分に勉強した」と思えるよう、今のうちから頑張りましょう。
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2008年12月9日火曜日

親も「のせ上手」で、まいりましょう

 昔を思い出してみると、特に予備校で、「なぜか知らないけれど、その科目は面白いんじゃないか」と思わせてくださる先生がおられました。勿論、学校にもそういう先生はおられましたが、数としては、圧倒的に予備校に多かった記憶があります。

 古文、漢文、英語に数学と、多くの科目でお世話になりました。けして受験テクニックや点数を多く取るノウハウということではなく、感心したり興味を感じたりしたのです。

 つまり、うまくのせて頂いていたということなのだと思います。でも、特に小さい頃、若い頃には「うまくのせられる」ということも重要です。そうして生じた興味が人生を左右することだってあります。

 子供の中学受験の場合、塾の理科の先生がその「のせ上手」でした。お蔭様で面白がって勉強しいるうちに、もっとも信頼できる安定した科目になりました。

 この先、本試験の日が迫るにつれて、親のほうもピリピリしてくるのですが、でも「のせ上手」の先生を見習って、できなかった問題はゆったりと話し、良い気分で机に向かえるようにしてまいりましょう。
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2008年12月6日土曜日

天候リスク

 いよいよ寒く、全国各地から雪の便りも届くようになってまいりました。

 ところで、本試験の当日の最大のリスクといえば、東京の場合は雪。インターネットで調べると、東京の「雪の特異日」(雪の降る確率の高い日)は2月17日とあります。センター試験(かつての共通1次試験)の日は、やたらと雪が多いような記憶があるのですが、ともかく2月上旬は、いつ雪が降ってもおかしくない時期です。

 2~3日前から天気予報をチェックしましょう。もし当日朝、雪が降りそうな気配でしたら、どのような対応をすべきかを予め考えておくと良いですね。

 当日朝、親のほうは5時過ぎに起きて、外の天候をチェックしたことを思い出したので、念のため。
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2008年12月3日水曜日

風邪予防と同程度、気を使わなければならないこと

 メガネをお使いの方なら、一度や二度は、メガネを壊して不自由された経験がおありかと思います。まさに昔のCMの文句どおり、「メガネは顔の一部」なのですが、簡単な修理ならともかく、ツルの一部がはずれたり、レンズ交換となると一週間近くかかるのが現実です(実際、中学校入学後に不注意で壊し、不便な一週間を過ごすことを余儀なくされていました。)。

 以前、あるプロゴルファーの本を読んだとき、万が一のために予めスペアを作っておいてラウンドするとあり、すごく感心しました。しかし、ただでも勉強で時間の無い中、わざわざ作りに行くのも手間であり、結局、ともかく細かく注意させることとしました風呂に入るときも、寝るときも、きちんと固いケースに入れさせて、安全なところに置かせたのです。机の上に置きっぱなしは厳禁、としました。夜寝るときも同じです。

 次に、1月上旬にメガネ屋さんに行き、ねじを締めて頂きました。また、小学校の体育の時間に、ドッジボールにあたって割るおそれもありましたので、視力は良くないのですが、体育の時間はメガネを外すようにさせました。

 気にしだしたら、本当に、次から次へと気になることが出てまいります。
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2008年11月30日日曜日

最終模試の、一つ前の模試の意味合い

 いよいよ12月です。株価乱高下と本業のほうの業績不安で、どうもブログ更新が滞りがちです。これが一昨年でなくて良かったと思う一方、来春の受験を迎えるという全国のご家族は、経済情勢とお子様の受験の二つが重くのしかかっているのだと感じます。

 さて、12月の下旬に行われた最終の模試は、志望校の試験にそっくりな形にしていることもあり、まさに本番さながらでした。子供も珍しく緊張して受験し、帰宅後も「○○年の問題に似ている問題があって、あそこはちゃんと書けたと思うのだけれど・・・」と、出来具合にこだわりを見せておりました。ただ、この最終の模試の結果は、それまでの模試と違い、成績表が返却されません。もともと、この時期に細かい成績表を渡して、出来が悪かったと言って動揺しても、逆によくできたとうわずっても、どちらもよい結果を生まないという配慮だそうです。そのことは予め保護者会で告げられていましたが、その際には「いつもの成績表は渡さないが、親には、それとな~く伝える。」と言われておりました。

 ところが、12月中旬、模試の間際だったか、あるいは模試の終了後、結果を把握してからというタイミングで、子供たちに対して、「やっぱり、何も知らせないほうが良いと判断しました。」と告知。当然、「今年の生徒は、よっぽど悪かったのだろうか。」という疑心暗鬼に陥りました。前年よりも成績が悪いと反復されていましたので、どうしても「模試の出来が悪かった。」ということにしか発想がつながらなかったのです。

 そして1月、何のよりどころも無く不安でたまらなくなった子供にせかされるようにして、塾に「何らかの感触だけでもお教え頂けないものでしょうか。」とお願いしましたが、「担当の講師に伝えます。できる場合もできない場合も、折り返し、担当からご連絡します。」と言ったきり、結局、何の回答もありませんでした(塾側も多忙な時期で、何らかの手違いが生じたのでしょう。)。

 ですから、こうした「結果を教えない方式」が最終である場合、一つ前の模試を万全な体調で、悔いのない形で受験させて手ごたえをつかんでおき、最終模試は「本試験」ぐらいに考えなければならなかったようです。
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2008年11月23日日曜日

願書提出の準備~その3 計画表づくり

 塾からも「出願スケジュール」という様式が配布されましたが、出願関係だけを書くようになっていました。しかし、試験開始時間など実際の本試験に関する事項を書き込む欄は無く、これを別に用意しなければなりません。2種類作ると管理が大変ですし、間違いのもとです

 そこで、大きな紙(A3)を用意し、たて横に罫線を引き、本試験日の早い順に上の列から1列ずつ、下記の事項を左から順番に書き込んでゆくという形式の表を作りました。エクセルで作ってプリントしても何ら問題ありませんが、書き加えてゆくものなので、「えーっと、これが、最新版だっけ?」という会話にならないよう、紙に手書きという方法をあえて採用し、これを、いわば「台帳」のようにして、毎日確認しながら当日に備えてまいりました。

【記載事項】

・学校名
・写真の大きさ(たて○cm×横△cm)、枚数、白黒の別
・受験料振込み(支払い)期間、振込み金融機関
・出願時必要書類(調査書、住民票などが必要な学校あり。)
・出願期間、開始時間、終了時間(特に最終日の終了時間。午前中で終了という事例あり。)
・本試験日
・本試験日の集合時間、試験開始時間、終了時間
・会場までの所要時間
・必要な文具類
・上履きの要否
・お弁当の要否
・持参してはならないもの(分度器など)
・(面接の日時)
・合格発表日、開始時間、終了時間(限られた時間で終了する学校あり。)
・入学手続開始時間、終了時間
・入学金
・施設費等支払い所要額
・合格後に提出が必要な書類、期限
・合格者集合日、時間

 以上が、3点の留意点です。本番まで、あとわずか。悔いのないように頑張ってまいりましょう。
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2008年11月20日木曜日

願書提出の準備~その2 小学校の担任の先生に事前のお願い

 志望校を最終的に決めた段階で、小学校の担任の先生に、ご報告方々調査書(内申書)関係の事前のお願いにあがりました。これが第2番目の留意点。

 先生にご報告した事項は、

・志望校と受験日
・調査書をお願いする校数とお願いする時期
・事後にお願いする書類

でした。

 我が家の受験校の中には、調査書と健康診断書の出し方が若干複雑な学校がありましたので、何日にどの書類をお願いし、いつ頂戴しにあがるかということを、作業フロー図にして(パソコンで作ってカラー印刷)、先生にお渡ししました。先生も、担任している多くの家庭から調査書作成の依頼を受けますから、間違いのないよう、わかりやすくお願いすることは絶対に必要だと思います。

 また、健康診断書の提出が必要な場合、担任の先生でなく、校内の保健室の先生に作成して頂くようですので、早めにお願いしておいたほうが無難かと思います。

 最近は、出願時には調査書が必要ない学校も多くなったようですが、それでも、受験時に学校を休むことも考えれば、早めに先生に受験の意向をお伝えしておいたほうが良いと思います。
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2008年11月15日土曜日

願書提出の準備~その1 責任者は誰?

 小生の出張やらなんやらで、一週間、更新が滞りました。

 さて、模試の結果や塾での面接を経て、志望校を最終決定される頃かと存じます。最終決定を終えますと、いよいよ願書を取り揃え、本試験に向けての各種準備となります。

 一見すると単純に見える各種手続ですが、各種締切や出願方法が学校ごとに微妙に違っていて、かなり神経を使う事務です。加えて、もっぱら親の仕事であり、絶対にミスできない部分です。

 そこで、我が家では3点に留意することとしました

 今日はその第1番目。「家族内での責任者決定」です。

 ただでも忙しい時期で、おまけに成績の上がり下がりのほうがもっと気になる状態でしたから、大事な諸手続を「○○がやってくれているはずだ。」と勝手に思い込んで忘れてしまうことを防がなくてはなりません。

 このため、受験料振込み、写真撮影から事前の諸準備まで、全部責任者を割り振って決めておきました。今になって思えば、多少、大仰だったかなという気もいたしますが、でも、緊張感を高めるという効果もありました。
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2008年11月8日土曜日

志望校過去問題で不正解だったもの

 なかなか時間がない中ですが、志望校の過去問題で一回目に解いたとき不正解だったものは、本にある正解を見て、理解できるまで考えて解きなおしをします。

 可能であれば、塾教材・副教材(またはメインに使っている参考書)を参照して、「ここで習ったことがこう出題された」と復習するのがよろしいかと思います。

 間違いを納得ゆくまで一歩一歩理解する方法は、時間はかかりますが、その分理解が深くなり、“急がば回れ”という感じでした。

 ちなみに、入学後、中学校の先生にうかがったのですが、市販の問題集の解答には、「出題者はそんな答えを期待してない」と中学校の先生が思われる部分も少なくないそうです(こうおっしゃったのは国語の先生)。

 ですから、親が見て「ここは、こう書くべきなのでないのかな」と思うときは、塾の先生あるいは相談できる方に一度うかがったほうが良かったのかもしれません。
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2008年11月5日水曜日

「似た問題が過去問にあったよ」という会話

 志望校の過去問題勉強が進んでいることと思います。早い方では、もう第一志望校の10年分は、一巡されたでしょうか。

(1)問題量と時間の関係を知り、時間配分を習得すること
(2)質問の仕方(問いかけ方)、出題パターン、問題の並び方について、おおよそのイメージを持つこと

以上の2点について、一定の成果が見られましたでしょうか。

 もし、別の模試や教材で問題を見て

  「これ、○○校の△△年の問題とそっくり」

と本人が言い出すぐらいになれば、しめたものです。

 さらに、「このあとに、これだけ難しい問題が控えているのだから、この小問では点を取り損ねてはいけないな」と、本人が“戦略的”に出題全体を考えるようになれば、成績のほうにもよい効果が出てくることと思います。
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2008年11月3日月曜日

「昨年と同じ問題をさせてみたら、昨年の生徒よりも出来が良くない!」

 時期はちょうどこの時期(11月)。ぐうの音も出ない、塾の先生(国語)のご指摘でした。

 頭をかかえました。塾の中では、何とか下降しないように頑張っていたつもりでも、絶対的な実力で見ると見劣りしているのではないか、今年の○○教室は例年に比べてあまりレベルが高くないのではないか(失礼!)と、不安で一杯にもなりました。

 幸い、問題の設問ごとに、昨年との出来具合の対比(正答率・正答人数の対比)をした資料も作って下さいましたので、早速反省会。どこが読み取れていなかったのかをじっくり復習して納得させ、「このレベルまで到達しないと、合格できないんだ。」とひとつひとつわからせました。

 この先、こうしたショックなメッセージに、しばしば出会うことと思いますが、めげずに、そして子供も家族全体の力も信じながら頑張りましょう。
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2008年11月1日土曜日

夜、布団を放り出していませんか?

 東京でも朝晩冷え込んできました。そんな中での「夜の布団放り出し」は、風邪の原因の一つです。子供の場合、元気さもあって、眠って体があたたまると布団を放り出すようです。

 どうしたものかと悩んでいたある日、小耳にはさんだのが「かいまき」。毛布に腕を入れる部分がついて、放り出せないようになっているものと言えばよいでしょうか。毛布でできている羽織を前後逆に着る寝具と言えばよいでしょうか。説明が難しいので、検索サイトや通販サイトで検索して、実物写真を見ていただく方がよいかもしれません。

 早速、寝具専門店で、ウール100%のものを12月初旬に購入。結構、効果があって、少し安心しました。
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2008年10月30日木曜日

子供が風邪をひかないためには

 子供が風邪をひかないためには、親子ともにインフルエンザの予防接種を受けたほうが良いですね。 「お父さんが風邪をもらってきて、家でうつされた」と言われては本当に困るので、11月中旬頃からは、通勤途中のマスク着用は当然。さらに、周囲の目を相当気にしつつ、職場に、歯磨きセットに見せかけた“うがいセット”を置いて、何回かうがいするという生活でした。

 そして、このインフルエンザ以上に対策に悩んだのがノロウイルス。流行性の胃腸炎で、一昨年は、12月頃からかなり流行しました。なぜ悩むかと言うと、インフルエンザのような予防接種(ワクチン)がなく、またこれに効く抗生物質もなく、対症療法しかないとうかがったからです。

 結局、ノロウイルスの話題が出だした11月下旬以降、貝類はもちろんのこと、寿司、刺身からお新香(!)に至るまで、生もの・火の通ってないメニューを一切口にせずに2月を迎えました(勿論、心配性の小生が、念のためそうしたという意味であって、これらの食品がウイルスを含むという意味ではありません。)。でも、2~3か月寿司や刺身を食べなくても、どうということはありませんよね。

 たとえ「世間並みの勉強量」であるにせよ、子供が2年間続けてきた受験勉強。力を出せない状態では迎えたくないので、健康対策には細心の注意が必要です。
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2008年10月27日月曜日

「最後の1点」を実感した瞬間

 ただ、本試験が終了した日に、「このぐらい点数を取れたかな」と“皮算用”しましたが、過去の合格ラインと照らし合わせると、

 「うーん、何とか1~2点は上回ったかな」

という状態。実際には、もう少し余裕があったようですが、ともかく、緊張した局面で最後の1点の重要性を一番感じた瞬間でした。

 1点の重みについての別の例をあげますと、過去問題集で公表されているデータがあげられます。合格者平均点と全受験者平均点を科目別に公表している学校ですと、その点数差がわかります。ここで、

合格者平均点と全受験者平均点が近接していて、
しかも平均点の水準がやや高めの科目


というのがあれば、その科目は、その学校にしては比較的平易な科目であり、したがって、その科目で1点をミスしてとり損ねることは、全受験者の中でものすごい痛手になるということが推測できます(他の難しい科目で取り返さなければならなくなるからです)。

 現時点の模試や塾内テストでは、1点の重みを、まだそこまで実感できないと思いますが、今からだんだん重みを感じるようになると思います。
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2008年10月25日土曜日

最後にあてになったのは

 前回、縁起でもないスランプについて書きましたが、4科目全体を見ると、スランプの影響が少なかった科目と少なかった分野がありました。それは、

 ・毎日少しずつやっていた科目
 ・「さあ、勉強はじめよう」というときに真っ先に着手する科目
 (つまり、言われなくてもやっていた科目)

でした。我が家の場合、前者は理科後者は社会の歴史・公民分野でした。
 理科と算数の計算問題(小問題)は、塾から教材が配布され、コンスタントに勉強するようなしくみが出来上がっていました。このうち特に理科は、教材を決められたページだけこなし、理科便覧をあわせて見るということが、いわば「生活のリズム」になっていました。また、歴史と公民は本人が好きだった分野。

 いわば、中軸打線の国語算数は、当たりはずれが大きかったのに対して、理科社会という脇を固めるところで打点が多かった状態。

 ただ、願わくば中軸打線である国語か算数のどちらかが安定的であってほしかったところです。そのほうが、戦いやすかっただろうと思います。
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2008年10月22日水曜日

来ましたか? スランプ

 スランプ---努力しているのに、なぜか成績がかなり落ち込み、しかもそれが一定期間続くこと。そう定義しましょう。

 そんなスランプが「来ましたか?」と言われても、「来てほしくない」というのがホンネでしょう。「縁起でもない」というお怒りの声もあろうかと。

 でも考えてみてください。スランプのきっかけは、次のように様々です。

体調不良  寝不足続きになりだした頃ですから、疲れがたまってきて、いつもはしないミスをしてしまいます。

精神的な動揺  模試や塾の教材がちょうど難しくなった頃で、「あれ、解けない」と驚いて、調子を崩すことがあります。あるいは、うまくいかなかった前回の模試・塾内テストについて、間違った箇所の反省と気持ちの整理がつかぬまま次回を受けて、さらに悪くなることもあります。

勉強の偏り  苦手対策を意識するあまり、手薄になった分野が崩れ出すということです。点数が上がるのは遅いけど、下がるのは速いです、辛いことに。

 このスランプを避けて合格まで到達できれば良いのでしょうが、なかなかそううまくはいかないかもしれません。

 とすると、1月になってから「スランプだ」と青くなるよりも、今、スランプ脱出のためにもがくほうが、後々楽になりますよね。

 我が家の場合、「悪夢の11月上旬」でしたが、その前後も、よくよく分析すると、模試や塾内テストが「3回に1回、思わしくない結果になる」という癖がありました。もちろん、世界のナベアツさんのように、「3の倍数で・・・・」ということではありません。3回に1回程度、どうしても気が抜けてしまう日があったのです。正しくは、「気が緩んでしまう日」でしょう

 成績不振の発生原因にも、それぞれ個性があるようです。
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2008年10月19日日曜日

「・・・のノートは必ず美しい」という本について

 きれいな装丁につられて、つい読んでしまいました。「東大合格生のノートはかならず美しい」という本です。

 著者の方は、多数の高校生のノートを集めて分析され、そこに共通点を見出されたわけで、そのご努力に心から敬意を表します。字がきれいということではなく、一生懸命工夫をしながら勉強しているということがそれぞれのノートからうかがえました。

 ただ、一点だけ気になったのは、この子たちは、要するに、膨大な知識を体系的に整理し、理解するという点に秀でているということ。しかも、「柔軟な思考力を験す」というお題目をよそに、年々「知識整理・理解」型の大学受験になっていっているから、こういうノートをとる方式の勉強が有効なのではないかということです。

 以前、本ブログでも「会議録づくりだけがソツなく上手なキャリア」「『法律がこうなってるからできません』と連呼する職員」のような、

  事務処理能力はあり、
  できない理由を網羅的に見つけ出すこと

に長けているが、

  創造力・ひらめき力・変革力

にかなり欠ける卒業生について書きました。もしこの先、ノートを几帳面に作り、知識を整理する部分だけが磨かれていって、そういう生徒ばかりが合格し、上記の職員のような人ばかりを「輩出」するのでは心配です。

 他の例をあげると、学生時代の先輩に、「プリンタのように高速かつ正確にノートをとる」と評判の方がおられました。しかもキレイに。

 授業中にノートをとる音や書き込むスピードが、教育用コンピューターセンターにあったラインプリンタ(現在のプリンタと違って、かなり音がしました。)が印字する音そっくり。

 あるいは、みどりの窓口にマルスシステム(座席予約システム)がありますが、小生が学生の頃は、“ダ、ダ、ダ、ダッ”という独特の音をたてて横長のキップを印字機が印刷しました。彼が授業中ノートをとる音とスピードが、このマルスの印字機にもそっくりでした。

 しかし、キレイにノートをとり、試験前には周囲から有り難がられ、しかもご本人の成績も良かったというこの先輩ですが、哀しいことに社会人になってある企業に入られた後は不遇な日々だそうです。

 社会で求められている“力”は、ノートをとる力だけではないわけで、勉強=ノートというような誤解を招くことは、上記の本の作者の意図するところではないと思います。

 いろいろと考えて、小生は、この本どおりの手法を子供に薦めることはやめておこうと考えています。

① 行をあけながら、余裕をもってノートを使う
② 見開きの左ページだけ使い、自分で学習したときに右ページに学習成果を書き留める

という点だけを、しばらくは話していこうと思います。

この次は、「創造力・変革力のある人のノート」を、どなたかが集めて分析してほしいところです。


<参考>
 「会議録づくりだけがソツなく上手なキャリア」 http://japaneseeducation.blogspot.com/2007/05/blog-post_05.html
 「『法律がこうなってるからできません』と連呼する職員」 http://japaneseeducation.blogspot.com/2007/04/blog-post_30.html

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2008年10月15日水曜日

受験直前には何を復習した?

 年明けの1か月、仕上げのために何を勉強(復習)するか。この「逆算する発想」が、ラストスパートでは大事だと思います。

 前々回書きました「算数間違いノート」は、その一番重要な材料ですが、このほかの科目は次の教材を用意しました。

国語 ① 間違いやすい漢字を書きためたノート
    これは、6年生になってからの塾内漢字小テスト、模試、過去問題で
    間違えた漢字をノートに書きためたものです
    ② 国語知識系間違いノート
    塾のご指導で、1学期の教材のうち文法や知識系の間違い問題を
    リストアップしたものを2学期に復習させましたが、復習の際に再び
    間違えた部分をもう一度解きなおしさせました。

理科 塾から配布された毎日の学習用の教材

社会 塾から配られた地理の記憶用資料(貿易、特産品など)

 そして、忘れてはいけないのが、志望校の過去問題のうち、算数・理科・社会は、間違った問題を再度解きなおししたことです。結構、似たタイプの問題が出ているから、有意義です。

 「たったこれだけ?」と思われるかもしれませんが、ものすごく速く過ぎていきますよ、1月は。
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2008年10月12日日曜日

効き目のあるフレーズ

 以前、「エラーの多いチームは優勝できない。だから、単純ミスはしないという努力をする。」という説明をしたら効き目があったと書きましたが、昨日から、新しいフレーズが加わりました。

 幾何も現代文の文法も、けして最後まで諦めない。だって、13ゲーム差だって、逆転できるんだから。

 大きく頷いて、昼から、幾何の問題集に取り組み出しました。ストリークさんの漫才ではないですが、我が家の場合、野球の話にもってくると説得力があるようです。

 ちなみに、親のほうは心で泣きながらそのフレーズを言っております。
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2008年10月9日木曜日

算数の「間違いノート」

 前年の合格体験記で「お父さんが作ってくれた、算数の間違い問題をスクラップしたノートが、本試験前の最後の復習に役に立ちました」という話を読んだので、早速とり入れたものです。

 我が家では、解けなかった問題の典型例をコピーしてノートにはりつけました。難問については、あわせて見開きの右ページに第一ヒント・第二ヒントも書いておき、自力で考えてゆく糸口や道筋を理解できるようにしておきました。回答はページをめくった次の見開きにはっておきました(つまり、4ページで1問分です。)。

 2学期のちょうど今頃から作り出したのですが、年末に気がついてみると相当な分量になっており、直前に1回復習させるのがやっとでした。

 願わくば、2~3回復習することが望ましいわけで、一回の算数の授業や模試で1問かせいぜい2問。典型的かつ重要な問題を間違えたときに、ノートにはるという程度にとどめておくべきだったと思います。
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2008年10月6日月曜日

この先、新たな参考書・問題集は必要?

 塾へ通っておられない場合は、まだいろいろと必要になるのかもしれませんが、塾中心の受験準備をしていた我が家の場合、この先、新たに必要となる参考書・問題集は、冬期講習で使用した時事問題の参考書一冊だけでした。

 塾の教材・宿題と、受験校の過去問題、そして模擬試験・塾内試験の復習を万遍なく終えるだけで、ここから先の3ヵ月半はすぐに経っていまします。

 「もし、そうした教材・模試類以外の難しい問題が出題されたらどうしようか」--こういう不安も感じましたが、次のように割り切って考えることにしました。

 「今まで演習したことのないような難しい問題が出る確率を、仮に10%としたら、その10%の対策に時間をかけるのでなく、残り90%の正答率を高めよう。そうして基本的な考え方がしっかりしていることにより、“難しい10%問題”も少しずつ正解に近づいてくる。」

 夏休みまでは、「中学への算数(東京出版)」といった難問集にも、少しぐらいチャレンジしてみようかという気持ちはありましたが、この時期以降は、塾を全面的に信頼して、塾の教材・宿題、受験校の過去問題、模擬試験類の復習に集中したところです。
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2008年10月4日土曜日

模試は、一つずつの目標を持って

 毎週末のように、模擬試験や塾内テストが行われていますね。ただただ「頑張ろう」「合格可能性を10ポイント上げよう」ではなくて、前回の反省の上に立って「次回は○○しよう」という具体的な目標を決めて臨むことが重要かなと思います。

 反省と目標の組み合わせは、例えば

 国語の文法の復習をして
   → 国語知識系問題は全問正解する
 歴史の年号をもう一度復習して
   → 年号の問題は全問正解する
 算数で、時間配分を間違ったので
   → 「時間が足りなくてできない」という問題をなくす
 記述式で半分しか書いていない問題があったので
   → 書くことを組み立てて、全問、制限字数近くまで書いてみる

 というように、かなり具体的にしたほうが良いと思います。

 9月の模試の反省点はいろいろあったと思いますので、このあとの模試や塾内テストで一回に一つずつでも「次回は○○しよう」と決めて、達成感をもって準備をしてゆくと、12月末に大きな力になっていると思います。
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2008年10月1日水曜日

親も、これで勉強しました(算数)

 塾の教材のレベルが徐々に上がり、特に算数では間違いも多くなり、そのうえ授業で教わったことを再現させようとしても、つまってしまう事例がたびたび出てきました。塾の質問の教室を訪問すべきなのですが、授業終了後ということもあって、どうも気が進まない様子

 一方、塾の教材の答えは、大概、簡潔に書かれており、子供がそれだけを読んでもなかなか理解できなかったのです。あてにされた親としても、混乱させないようにどう話してあげるべきか、かなり迷いました。

 そこで、活用したのが「ぴぐまりおんワンランク上の思考力の算数(上級編vol.1とvol.2)」(りいふ・しゅっぱん刊)。本来は、難問に対する思考力を磨くため、子供が解くべきものですが、一部の「難問」については、「あ、なるほど。こういう解き方で教わっているんだ。」と親も感心しながら読んでおりました。間違い問題で解けなかったものと同じ問題を本の中から探し出して、「先生は、図のここに、一本、線をひかなかった?」などと聞くと「あ、そうだった。なんか、こんなふうに二つに分けるんだった。」と思い出していました。間違い問題を解き直し、次に「ぴぐまりおん」の例題を解いて解説を読ませ、時間があれば、さらに右ページの応用問題を解くというようにして、苦手分野だけを中心に、辞書的に用いたところです。
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2008年9月28日日曜日

教育費の負担

 受験校を絞り込む頃には、親のほうはぜひ受験と入学後の教育費負担を考えましょう。たしかに我が家の場合、成績のことで頭が一杯で、「お金は何とかなるだろう」ぐらいでした。学校案内に説明されている入学金、授業料を見て「授業料は、今の進学塾への毎月の支払い(6年生の時の支払い)とほとんどかわらない。夏期冬期の講習分がなくなるだけ楽になるだろうか。」と目論んでいました。

 ですが、実際には、入学金、授業料やPTA会費のほかに、以下のような経費がかかることは、頭に入れておいたほうが良いと思います。

 学年で徴収する経費(学年費)
 校外学習の費用
 各種教材の自己負担分
 クラブのユニフォーム、合宿費用
 お薦めの本の本代(結構かかってます)
 通信教育の費用(高校にもなれば、予備校の費用を加算しなければなりません)

 教育ローンを活用される場合は、金利負担がどの程度かを確認することも忘れずに。

 そして、6年間の在学中に、次の子も私立の中学高校一貫校にお世話になるとどういう負担になるかも、試算しておいたほうが良いと思います。

 さらに付け加えますと、この経済情勢の下、自分の給与が伸びない(あるいはカットされる)場合でも生活が平気かを考えておくことも重要ですね(これが一番重要かもしれません)。
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2008年9月23日火曜日

立体切断問題の「秘策」

 以前も書きましたが、算数の立体図形、図形の移動(軌跡)、場合の数に手を焼きました。

 理科なら簡単な実験や公園での観察をするというように、何でも身をもって体験するという方法をとる我が家としては、図形の移動(軌跡)は、紙を切って実験し、場合の数は色つきのカードに番号を書いて設問の指示とおり並べてみて何通りあるかを根気よく数えて理解することにしました。

 ですが、厄介なのが立体図形。展開図の問題なら、そのまま展開図を紙に書いて、切って組み立てて納得することができたのですが、立体を切断するという問題が一番困りました。紙に立面図を書くのですが、いまひとつピンと来ない様子。

 そこで、あれこれ考えて思いついたのが、幼稚園保育園向けの紙粘土の活用。これを立方体にして、実際にナイフで切断してみました。グニャッとして、なかなか思うとおりにはいきませんでしたが、それでも雰囲気と考え方は少しは理解できたのかと思います。

 コンピューターグラフィックスがお得意な方は、それで立体を描いて見せてあげるという方法もあるかもしれませんね。
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2008年9月21日日曜日

家庭は爽やかに?

 今でも覚えている一言です。塾の秋の保護者会で先生がおっしゃった一言「家庭は爽やかに」。「ご家庭内がギスギスしてはいけません。」とも。

 しかし、我が家の場合、正直申し上げて、夏休みでいい加減ギスギスし、さらに9月の半ばまでにもっとピリピリ、イライラして、もはや修復のしようが無いぐらいでした。9月に入ってからのピリピリの原因は、過去問題を予定通りこなしてゆくためのスケジュール管理、そして合不合判定テストに塾内テストと次から次へ行われるテストの結果でした。

 先生の真意は、9月以降は、塾や塾以外の模試が本格的になり、また塾の授業も厳しくなり、夏休みに比べてはるかに肉体的精神的に消耗してゆくので、せめて雰囲気だけでも爽やかにしておいて欲しいということでしたが、もう少し早く言ってほしかった気もします。

 ギスギスするだけではいけないと思いなおし、「この調子で問題に食らいついていけば、合格できる」と前向きな姿勢で励ますのが、精一杯でした。

 でも、秋の2回目の保護者会(たしか11月下旬)では、急に塾の先生方のお話のテンションが低くなり「今から親をあせらせても何も良いことはない」「もう勝負あった」という雰囲気でした(正直、あわてました)。ですから、多少ギスギス、ピリピリしても、いまが書き入れ時なのだと思います。
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2008年9月18日木曜日

頭を悩ましている「捨て問題」の悪影響

 中学受験は、本来、「一番頑張った子が、なんとか100点又は100点に近い点数に到達できる」という出題であるべきなのかなと思います。塾での「鍛錬」が行き届いて実力伯仲になっているがゆえに、やむを得ず難しい問題を学校側が出題し、例えば最高点が90点、そして70点取れていれば十分に合格圏ということになるのでしょうが、どこかで考え直さなければならない気がします。

 案の定、我が家では、「あんなに難しい入試の学校だから、学内の定期テストも入試同様、必ずしも100点を狙わなくても構わない。取れる問題だけ、確実に取れば良い。」という“筋違いの甘え”がことあるたびに顔を出していて、その都度、モグラ叩きゲームのようにして軌道修正させています。

 「捨て問題」じゃなくて、「見た瞬間にまったく見当がつかないような難しい問題は後回しにして、できる問題を確実に解く。そして残した時間で、難しい問題に食らいつく。」と教えてくださると有り難かったのですが・・・・・
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2008年9月17日水曜日

「捨て問題」

 秋も深まった頃、塾で教わってきたとおりに、子供が言ったひとことがありました。

 「これは難しい問題だから、“捨て問題”。できなくても仕方ない。」

 算数の先生がそう教えてくださったのだとか。加えて、

 「全科目70%の正解率で不合格になる中学校はない!」

ということも。

たしかに、本試験の問題は、100点をとる必要はありません。正しくは、100点をとろうと思っても、まず困難です。それほど難しい問題であることは事実です。でも、「これはできる問題、これはできない問題」という瞬時の判断を12歳の子供ができるのか、首をかしげたくなりました。

 ちなみに、自分の経験で言えば、高校受験の時の塾のお教えは「全問解くことを目指して当然」。大学受験の時にはじめて「数学は4問中3問をきっちり正解して60点獲得を目指す。数学3問きっちり解けて不合格の人を聞いたことがない」というご指導を予備校で受けました。そういう意味で、かつての大学受験並みのテクニックが中学受験に降りて来ているのかもしれません。驚きました。
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2008年9月14日日曜日

遅着の山

 3連休、やっと時間を捻出し、勉強の進捗状況をチェックしてみて、「あぁ、やっぱり」。

 夏休み入りするときに、Z会(数学)の遅着分解消を宿題としたのですが、休み中の課題に気をとられて、やはり未解消のままでした。

 Z会の通信教育は、小生が高校生の時には既にあった「伝統の通信教育」。どの科目も、その難しさは有名で、ウンウン唸りながら考えることに意義があります。そして全国各地の学校から多くの学生が添削問題に挑戦するので、「頑張っているのは自分の周囲だけでなく、全国に沢山いるんだ」と、視野が広がるという意義もあります

 そう思って、本人にも良く話して納得したうえで数学だけ参加しているのですが、徐々に未開封のまま積み上げていました。小生も遅着は少なくなかったので、いたし方ないかと思いますが、苦手意識を持たぬよう、少しずつペースを上げていきたいと思います。
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2008年9月11日木曜日

その一方で「○○しか行けないぞ」

 「中学受験でどこか1校は必ず合格しておいて欲しい。」というご指導を頂いたわけですが、その一方で、平常授業の中では、子供たちを叱咤激励するあまり、次のような一言があったそうです。

 
 「キミたち、その勉強ぶりでは、○○しか行けないぞ」


 名指しされた学校こそいい迷惑です。「そこまで言うかねぇ」というのが我が家での反応。正直、参りました。そして、そういう風に言われた子供としては、明らかに当該校を受験する学校に入れたくない様子でしたので(そりゃ、プライドが許さないでしょう)、結局、この学校以外から選択することになりました。

 ほんとうに、いろいろあります。一筋縄ではいきません。厳しく、世知辛い現実を目の当たりにした出来事でした。 しかし、本当に「そこまで言うかねぇ」と今でも思い、複雑な心境です。
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2008年9月8日月曜日

1校は合格しておく

 受験校に関する塾からのご指導の一つが「たとえ、結果として公立中学→高校受験という道を選ぶことになったとしても、中学受験でどこか1校は必ず合格しておいて欲しい。2月4日以降の学校を追加で受けても構わないから。」ということ。頑張ったけれども全部うまくいかなかったというのと1校受かっているのとでは、中学入学後の勉強において、まったく精神的に違うそうです。

 当時、(不遜なことに)第一志望校のことしか頭に無かったので、「ふーん」ぐらいにしか聞いていなかったのですが、その意味にハッと気づいたのは試験受験後。

 一番最初に発表のあった2日校(当日の晩に発表がありました)の合格を大変喜んでいましたし、学校側で記念にラミネート加工してくださった受験票を、栞として今でも大事に使っています。

 噛みしめてみて理解できるご指導でした。
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2008年9月6日土曜日

カラーコピーの威力

 よくよく思い出すと、苦手は、図形・場合の数と国語の詩以外にもありました。ただ、早めにつぶしたので、6年生の2学期になって悩んだということがなかっただけかもしれません。

 その例が理科の植物。花の部位はおろか、花そのものを見たことがない。つくづく、大都市部の子供はいかに自然に接していないかを感じます。近くの公園で、精一杯「実例」を見せましたが、とても量的においつきません。ただ、嘆いてばかりはいられません。

 どうしようかと思案しながら塾の教材を眺めていると、昔の味気ない白黒写真でなく、教材がカラー印刷されています。「そうだ!」と思いつき、

 ・近所のコンビニのコピー機で、該当ページをカラーコピーする
 ・大判のカードに、表面にカラー写真、裏面に正解と解説を切って貼る

というカード作りを実施。

 塾の往復や家でのちょっとした時間に繰り返させているうちに、理科の他分野並みの点数にはなってきました。
 それにしても、自分の時代は「えーと、コピー機って、駅前の文具屋さんが置きだしたんだよね」と、遠くまで出かけて白黒コピーで楽譜をコピーしに行ったのですが、身近なところでカラーまでできる時代になったのですね。隔世の感です。
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2008年9月3日水曜日

苦手分野の夏期・1学期教材に付箋を

 危機管理の「苦手再発」で思い出したのですが、そういえば、一つだけは「もしかして、これが役に立ってしまうかもしれないな」と思いながら作業したことがありました。

 それは、夏期講習と一学期の教材のうち、明らかに苦手で出来が悪かった分野について、付箋をはって、いつでも取り出せるようにしておいたこと。塾によると、6年生の1学期で全分野を1回転、夏期講習でも全分野を1回転していて、そして最後の1回転が9月からの2学期とのこと。勿論、総合問題や横断的な問題演習など、これから先は単純な“全分野1回転”ではなくなるのでしょうが、ともかく、苦手分野を含んだ難易度の高い総合問題で、ものの見事にコケていました。

 そこで、その分野についてだけは、少し後戻りして「じゃ、夏期講習と一学期のときの同じ分野を、少しだけ復習しようか」と、付箋のついた教材を、それこそ瞬時に取り出しました。

 算数の立体図形、図形の移動(軌跡)、場合の数が思わしくなく、国語の詩が著しくダメだったのですが、この算数3分野には、最後の最後まで悩まされました。
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2008年8月31日日曜日

2学期の「危機管理」

 危機管理。リスク管理とも言うようですが、2学期を迎えるにあたっての親としての「危機管理」としては、想定しうる悪い事項をひとつひとつ数え上げて、もしそうなったらどうするか考えておくことだと思います。想定しうる悪い事項とは、例えば次のようなことでしょう。

 スランプ
   努力しているのに、急に成績が降下する。理由がなかなかわからない
 苦手再発
   問題のレベルが上がって、再び苦手分野で問題が解けなくなった
 成績の波(大きな波)
   模試で「合格可能性80%」となって喜んだかと思うと、次回は別人になる
 健康不安
   風邪をひきやすくなる

 偉そうにこう書いている小生ですが、夏休みを終えた時点では、内心「そこそこ夏の目標は達成できたのではないか」と思い、その先が落とし穴と峠が続く道になるとは考えていませんでした。当然、その都度、右往左往することになりました。せめて親の気持ちの中ぐらいは「備え」をしておくべきだったという、大きな反省点です。
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2008年8月29日金曜日

我が家は、1月上旬校を受けることに

 1月上旬の学校か下旬の学校か迷いましたが、

12月下旬の最終模試と2月1日の本試験のちょうど中間にあること

試験終了後、その反省も含めて最終調整を行う時間が3週間あること

を理由として、塾お薦めの“プレ”としては、1月上旬校を受験してみることにしました。

調べてみると、実に多くの学校が東京会場として試験を実施していましたが、よくよく考えると、学校のPRになり、しかも学校側にとってきっちり収益が上がっているようですね(すぐに、単価かける数量で総収入を暗算し、会場借り上げ費・人件費概算・交通費を大づかみに出し、「ちゃんとペイしているみたいだ」と納得してしまいます、商売柄。)。だから数多くの学校がこうした県外試験を行うのかなと思います。

しかし、当時は合格してほしいの一念でさほど気にしなかったのですが、私立中学校の受験料単価は、かなり高いなと、今になってしみじみ感じます。
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2008年8月28日木曜日

1月校は上旬受験?それとも下旬受験?

 多少気の早い話ですが、受験校選びの話題の延長として、1月校の選び方について、当時頂いたアドバイスをありのまま記しておきます。

 東京神奈川地区での話ですが、2月1日から試験が始まりますので、「1月校」というのは、1月に試験を実施する東京神奈川以外の学校になります。

 これには2つの方法がありました。まず第一が、首都圏以外の地区の学校が東京で試験を行うものを受験するケース。たしかに、全寮制の学校は学校所在地区以外でも試験を行いますし、それ以外にも東京で試験を行う学校があるようです。会場は大学の校舎やホテルなどもありました。1月の上旬から行われます。

 第二に、埼玉県・千葉県の中学入試を受けに行く方法。主に1月下旬のところが多いようです。千葉のある学校は、日本一のマンモス入試ということで、テレビニュースにもなっていましたが、こうした県外からの流入者受験ということが背景にあるのでしょう。

 塾からのご指導は、大前提として、「塾のある日に休んでまで行くのは賛成できません」。ハイ、たしかにそう思います。そして、あとはそれぞれの長短を各自考えて選択して欲しいというものでした。

 長短とは、1月上旬の学校(主として首都圏以外の地区の学校の東京会場)だと、時期的にはちょうど良いが、会場が実際の中学校でないので、下手をすると、いつもの塾の模擬試験の延長のような雰囲気になり、緊張感を得られないかもしれない。他方、1月下旬の学校(埼玉、千葉)だと、緊張感は十二分である(地元の方々にとっては、まさに本試験そのものなのですから当然です。こうした“プレ受験”のような生徒が大挙して県外から押し寄せること自体、地元の方々に失礼ですし、いい迷惑かもしれませんね。)が、この時期に人ごみに出かけて風邪でももらうと大変であるということで、いろいろな点に目配りをしてご指導いただきました。

 また、中学受験の「システム化」「プロフェッショナル化」を、しみじみと感じた瞬間でもありました。
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2008年8月26日火曜日

「追加校」選びも、よく話し合って

 11月になってから、受験校が増えたという話を、先日(18日)ブログに書きましたが、この「追加校」を受験するかどうかについては、親子でゆっくり話して、納得して受験することが重要だと思います。

 第一志望校は、学園祭を見に行ったりしていて、本人も納得しています。何よりも「行きたい」と思っています。塾のクラス分けでも、学校名の付いたクラスですし、過去問題もまず第一志望校から解きますので、十分な積み上げがあります。

 それに比し、追加して受験するという学校は、親や塾の側は「受験したらよいだろう」と思っていても、子供にとっては初めて学校名を聞くケースが多いと思います。戸惑いもあるでしょうし、理由を話してあげないといけないと思います。

 そう言う小生も、11月のせわしない毎日の中では、「以前、塾の○○先生がおっしゃったけれど、2月2日は小学校へ行っても登校している友達が少なくて、かえって『自分は平気だろうか』と不安になるかもしれないって。だから、家からそう遠くないところで、受験校を見つけたほうが良いみたい。1日から3日まで、生活のリズムも一定になるから。」と、塾の先生の言葉を引用して話すのが精一杯でした。今から考えると、「第一志望校が合格しにくそうだから受けるの?」と逆に質問されてどう答えただろうかと思い、冷や汗ものです。

 合不合判定テストの判定志望校の欄にどこを書こうかというあたりをきっかけに、今のうちに家族でゆっくり話し合ってみるほうが良さそうです。
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2008年8月23日土曜日

粘りがなくなる根本的な理由

 例えば、クラブ活動に熱中して高2まで費やしたという場合で、一度大学受験がダメだったとしても、「志」を持ち、また「自分はそんなはずじゃない」と考えて、浪人して再チャレンジするというのが、従来よく見かけたパターン。

 でも、こうした「自分はそんなはずじゃない」という気持ちや気概がなくなり、逆に「これで、(いやな)受験勉強から解放されるから、まあいいか」という発想になっているというのが、第一の理由です。

 「自分は○○になりたい」「○○の勉強が大好き」という情熱や将来への希望が、中学高校の段階から薄れてきていることが背景にあるのではないかと思っています。もしそうだとすると、単に受験にとどまらない問題だとも思います。

 そして、第二の理由。「一年ぐらいどうってことない。もし今まで勉強してなかったと思うなら、一年間は、人生で一番勉強したと思えるぐらい、わき目もふらずに勉強してみろ!」と明るく一喝する人が少なくなったことです。先生であれ親兄弟であれ、こうした“正論”をビシッと言ってあげなければならないと感じます。

 実際、大人になれば、大学受験時に1~2年余分にかかったかどうかは何の関係もなくなります。夢と気持ちを大きく持って、自分の可能性に挑戦し続けて欲しいと思います。
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2008年8月19日火曜日

「粘りがない」を示す指標

 難関大学・学部についての現役・浪人別の合格者数で、特に浪人して合格する生徒の数を気にして見ています。 正確には、浪人合格者数の「推移」を気にしています。

 実は、ここ何年か、少なくとも首都圏の複数の進学校で、一度うまくいかなくて、浪人して再挑戦して合格するという生徒の数が減少傾向にあると聞いたからです。

 良く言えば、「現役の時点であらゆる手立てを講じて勉強したから」。つまり、燃焼しつくしたと生徒が感じるからなのでしょう。ただ、中高生を持つ職場の同僚に聞いてみたところでは、「ひととおりの勉強はきちんとするけれども、でも無理はせず、粘りもせずに、自分が合格できた大学に進学するから、浪人合格者数が減少傾向にある。」という解釈。

 まだ、なにが原因なのか、小生もわからないのですが、かなり悩ましい傾向だと思っています。
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2008年8月18日月曜日

受験校が「増える」という現実

 6年生の夏休み時点ではまったく考えておらず、2学期、それも11月になってから軌道修正を図った点に、受験校を2校増やしたという点があげられます。

 つまり、2月2日校の受験と、1月中の受験を追加したということです。東京神奈川地区の場合、私立中学校の受験は例年2月1日から始まります。当初もくろんでいた案は、2月1日が第一志望校。2日は受験なし。そして、1日受験会場から出てきたときの顔色を見て、3日にどこを受験するか決めることとし、3日校については予め複数校に願書を出そうというものでした。

 ところが、塾の秋の説明会と個人面談の結果、1日校と3日校の方針についてはご了承いただいたものの、「2月2日、通常通り小学校へ通わせ、本試験の間を1日空けてリラックスさせるということよりも、1日から3日までの間、毎日受験会場に出かけてゆくという生活リズムを保たせたほうが良い。また、1月校受験も“慣れ”のために重要。」とのこと。

 お教えに従い、2月2日校は都内の遠方でない所で学校を探し、受験することにしました。1月校は、手もとのリストから選びました。受験するからには、せめて1年分の過去問題は解いておきたいので、必然的に予想外の負担が生じてきます。この手の負担増が、時間のない中で、このあとちょくちょく出て来ますので、夏休み中に苦手対策の残りと、基礎部分の不安な分野の残りをしっかりやっておかなければならない・・・そういう結論に達します。
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2008年8月15日金曜日

まだ間に合う「夏の必修課題」

 肝心なことを忘れていました。ついつい塾と自宅学習の予定に追われる夏休み後半ですが、学校の宿題と同様置いてきぼりになっている(失礼)ことをひとつ。

 晩秋から冬にかけての体調のため、1日40分程度で結構ですから、運動をすることです。11月下旬にもなると、日曜日、塾へ通う子供たちの顔色は、どの子も「土気色」で、見ていて痛々しい限りでした。普通の体力の子ですと、1月末の受験直前は「倒れる寸前」だと思います。そこまでしないと、中学受験という学力判定はできないのかと、哀しい気分にさせられます。

 でも、それが現実ですので対応しなくてはならず、その一番の手立てが、夏の間に少しでも学習・体力の両面で蓄積を多くすることだと思います。

 小学校に通っている時は、体育の時間プラス休み時間で、コンスタントに体を動かしています。ですから、夏休み中も、体育一時限分の40分程度かそれ未満で構わないので、涼しい時間帯を選んで体を動かしたほうが良いでしょう。縄跳び、50m走ダッシュ10本などなど、大人と違って運動のメニューが多いので、飽きないような運動方法を毎日選んで、積み重ねてみてはいかがでしょうか。
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2008年8月13日水曜日

「緊張感」ある学校を志望する際は・・・

 ここ何回か、「爛熟」状態や、高校からの募集がある学校の緊張感について、実情もまじえて記してまいりましたが、緊張感ある学校を志望する際の覚悟について、誠に蛇足ながら一言申し上げます。

 それは、

 校内の人間関係に押し潰されない精神力を持ち続けられるか
 
という点です。緊張感がある学校や、一部の生徒が中学3年間で高校数Ⅲまで勉強してしまう状態では、当然、生徒間が単なる仲良しの友人だけではすまなくなります。生徒間でのギスギスが生じ、軋轢になり、悪くすると心の中にいつも嫉み僻みを持った状態になってしまいます。

 不幸なことに、素晴らしい才能を持ちながら、こうした人間関係に押し潰された例も目にしてきました。
 学校全体に躍動感があり、「人のことは気にせずに、自分がしっかり理解できているかどうかを日々考えよう」というのが理想ですが、理想に近い学校があるかどうかは定かではありません。

 ですから、緊張感ある学校を志望する際には、精神面や向き不向きもしっかり考えないといけないのではないかと、小生は感じています。
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2008年8月10日日曜日

高校入学者が追いつけない先頭集団

 前回、「黒船」の喩えをした高校からの入学者ですが、一般論として、どの学校でも中高一貫の6年間教育の生徒に伍して、あるいはそれを凌ぐぐらい頑張っているようです。

 私立の中高一貫校では、多くの学校で、6年分の授業を5年に圧縮して行います。ですから、同じ高校1年の時には、中学から上がってきた生徒のほうが、公立中学から高校入試で入って来た生徒に比べて相当進んでいるはずなのです。しかし、高校の最後になると、ちゃんと追いつかれている。追いつかれるだけでなく、追い越されるようです。この原因には、いろいろな要素があると思います。

 ただ、この高校入学者も追いつけないのが、中学から上ってきた生徒の先頭集団中学入学時から、“ロケット・スタート”して、高校入学時には高校数学Ⅲまでひととおり済ませているような方々です。小生が高校から入学したとき、教室の片隅で、昼休みに「大学への数学」の学力コンテスト問題をせっせと解いていて、しかも得点上位者に掲載されていた人がおりました。そういう生徒が先頭集団を形成していて、ここまで「先取り学習」されていると、高校からの入学者が追いつくことは容易ではないようです。
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