2008年10月30日木曜日

子供が風邪をひかないためには

 子供が風邪をひかないためには、親子ともにインフルエンザの予防接種を受けたほうが良いですね。 「お父さんが風邪をもらってきて、家でうつされた」と言われては本当に困るので、11月中旬頃からは、通勤途中のマスク着用は当然。さらに、周囲の目を相当気にしつつ、職場に、歯磨きセットに見せかけた“うがいセット”を置いて、何回かうがいするという生活でした。

 そして、このインフルエンザ以上に対策に悩んだのがノロウイルス。流行性の胃腸炎で、一昨年は、12月頃からかなり流行しました。なぜ悩むかと言うと、インフルエンザのような予防接種(ワクチン)がなく、またこれに効く抗生物質もなく、対症療法しかないとうかがったからです。

 結局、ノロウイルスの話題が出だした11月下旬以降、貝類はもちろんのこと、寿司、刺身からお新香(!)に至るまで、生もの・火の通ってないメニューを一切口にせずに2月を迎えました(勿論、心配性の小生が、念のためそうしたという意味であって、これらの食品がウイルスを含むという意味ではありません。)。でも、2~3か月寿司や刺身を食べなくても、どうということはありませんよね。

 たとえ「世間並みの勉強量」であるにせよ、子供が2年間続けてきた受験勉強。力を出せない状態では迎えたくないので、健康対策には細心の注意が必要です。
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2008年10月27日月曜日

「最後の1点」を実感した瞬間

 ただ、本試験が終了した日に、「このぐらい点数を取れたかな」と“皮算用”しましたが、過去の合格ラインと照らし合わせると、

 「うーん、何とか1~2点は上回ったかな」

という状態。実際には、もう少し余裕があったようですが、ともかく、緊張した局面で最後の1点の重要性を一番感じた瞬間でした。

 1点の重みについての別の例をあげますと、過去問題集で公表されているデータがあげられます。合格者平均点と全受験者平均点を科目別に公表している学校ですと、その点数差がわかります。ここで、

合格者平均点と全受験者平均点が近接していて、
しかも平均点の水準がやや高めの科目


というのがあれば、その科目は、その学校にしては比較的平易な科目であり、したがって、その科目で1点をミスしてとり損ねることは、全受験者の中でものすごい痛手になるということが推測できます(他の難しい科目で取り返さなければならなくなるからです)。

 現時点の模試や塾内テストでは、1点の重みを、まだそこまで実感できないと思いますが、今からだんだん重みを感じるようになると思います。
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2008年10月25日土曜日

最後にあてになったのは

 前回、縁起でもないスランプについて書きましたが、4科目全体を見ると、スランプの影響が少なかった科目と少なかった分野がありました。それは、

 ・毎日少しずつやっていた科目
 ・「さあ、勉強はじめよう」というときに真っ先に着手する科目
 (つまり、言われなくてもやっていた科目)

でした。我が家の場合、前者は理科後者は社会の歴史・公民分野でした。
 理科と算数の計算問題(小問題)は、塾から教材が配布され、コンスタントに勉強するようなしくみが出来上がっていました。このうち特に理科は、教材を決められたページだけこなし、理科便覧をあわせて見るということが、いわば「生活のリズム」になっていました。また、歴史と公民は本人が好きだった分野。

 いわば、中軸打線の国語算数は、当たりはずれが大きかったのに対して、理科社会という脇を固めるところで打点が多かった状態。

 ただ、願わくば中軸打線である国語か算数のどちらかが安定的であってほしかったところです。そのほうが、戦いやすかっただろうと思います。
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2008年10月22日水曜日

来ましたか? スランプ

 スランプ---努力しているのに、なぜか成績がかなり落ち込み、しかもそれが一定期間続くこと。そう定義しましょう。

 そんなスランプが「来ましたか?」と言われても、「来てほしくない」というのがホンネでしょう。「縁起でもない」というお怒りの声もあろうかと。

 でも考えてみてください。スランプのきっかけは、次のように様々です。

体調不良  寝不足続きになりだした頃ですから、疲れがたまってきて、いつもはしないミスをしてしまいます。

精神的な動揺  模試や塾の教材がちょうど難しくなった頃で、「あれ、解けない」と驚いて、調子を崩すことがあります。あるいは、うまくいかなかった前回の模試・塾内テストについて、間違った箇所の反省と気持ちの整理がつかぬまま次回を受けて、さらに悪くなることもあります。

勉強の偏り  苦手対策を意識するあまり、手薄になった分野が崩れ出すということです。点数が上がるのは遅いけど、下がるのは速いです、辛いことに。

 このスランプを避けて合格まで到達できれば良いのでしょうが、なかなかそううまくはいかないかもしれません。

 とすると、1月になってから「スランプだ」と青くなるよりも、今、スランプ脱出のためにもがくほうが、後々楽になりますよね。

 我が家の場合、「悪夢の11月上旬」でしたが、その前後も、よくよく分析すると、模試や塾内テストが「3回に1回、思わしくない結果になる」という癖がありました。もちろん、世界のナベアツさんのように、「3の倍数で・・・・」ということではありません。3回に1回程度、どうしても気が抜けてしまう日があったのです。正しくは、「気が緩んでしまう日」でしょう

 成績不振の発生原因にも、それぞれ個性があるようです。
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2008年10月19日日曜日

「・・・のノートは必ず美しい」という本について

 きれいな装丁につられて、つい読んでしまいました。「東大合格生のノートはかならず美しい」という本です。

 著者の方は、多数の高校生のノートを集めて分析され、そこに共通点を見出されたわけで、そのご努力に心から敬意を表します。字がきれいということではなく、一生懸命工夫をしながら勉強しているということがそれぞれのノートからうかがえました。

 ただ、一点だけ気になったのは、この子たちは、要するに、膨大な知識を体系的に整理し、理解するという点に秀でているということ。しかも、「柔軟な思考力を験す」というお題目をよそに、年々「知識整理・理解」型の大学受験になっていっているから、こういうノートをとる方式の勉強が有効なのではないかということです。

 以前、本ブログでも「会議録づくりだけがソツなく上手なキャリア」「『法律がこうなってるからできません』と連呼する職員」のような、

  事務処理能力はあり、
  できない理由を網羅的に見つけ出すこと

に長けているが、

  創造力・ひらめき力・変革力

にかなり欠ける卒業生について書きました。もしこの先、ノートを几帳面に作り、知識を整理する部分だけが磨かれていって、そういう生徒ばかりが合格し、上記の職員のような人ばかりを「輩出」するのでは心配です。

 他の例をあげると、学生時代の先輩に、「プリンタのように高速かつ正確にノートをとる」と評判の方がおられました。しかもキレイに。

 授業中にノートをとる音や書き込むスピードが、教育用コンピューターセンターにあったラインプリンタ(現在のプリンタと違って、かなり音がしました。)が印字する音そっくり。

 あるいは、みどりの窓口にマルスシステム(座席予約システム)がありますが、小生が学生の頃は、“ダ、ダ、ダ、ダッ”という独特の音をたてて横長のキップを印字機が印刷しました。彼が授業中ノートをとる音とスピードが、このマルスの印字機にもそっくりでした。

 しかし、キレイにノートをとり、試験前には周囲から有り難がられ、しかもご本人の成績も良かったというこの先輩ですが、哀しいことに社会人になってある企業に入られた後は不遇な日々だそうです。

 社会で求められている“力”は、ノートをとる力だけではないわけで、勉強=ノートというような誤解を招くことは、上記の本の作者の意図するところではないと思います。

 いろいろと考えて、小生は、この本どおりの手法を子供に薦めることはやめておこうと考えています。

① 行をあけながら、余裕をもってノートを使う
② 見開きの左ページだけ使い、自分で学習したときに右ページに学習成果を書き留める

という点だけを、しばらくは話していこうと思います。

この次は、「創造力・変革力のある人のノート」を、どなたかが集めて分析してほしいところです。


<参考>
 「会議録づくりだけがソツなく上手なキャリア」 http://japaneseeducation.blogspot.com/2007/05/blog-post_05.html
 「『法律がこうなってるからできません』と連呼する職員」 http://japaneseeducation.blogspot.com/2007/04/blog-post_30.html

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2008年10月15日水曜日

受験直前には何を復習した?

 年明けの1か月、仕上げのために何を勉強(復習)するか。この「逆算する発想」が、ラストスパートでは大事だと思います。

 前々回書きました「算数間違いノート」は、その一番重要な材料ですが、このほかの科目は次の教材を用意しました。

国語 ① 間違いやすい漢字を書きためたノート
    これは、6年生になってからの塾内漢字小テスト、模試、過去問題で
    間違えた漢字をノートに書きためたものです
    ② 国語知識系間違いノート
    塾のご指導で、1学期の教材のうち文法や知識系の間違い問題を
    リストアップしたものを2学期に復習させましたが、復習の際に再び
    間違えた部分をもう一度解きなおしさせました。

理科 塾から配布された毎日の学習用の教材

社会 塾から配られた地理の記憶用資料(貿易、特産品など)

 そして、忘れてはいけないのが、志望校の過去問題のうち、算数・理科・社会は、間違った問題を再度解きなおししたことです。結構、似たタイプの問題が出ているから、有意義です。

 「たったこれだけ?」と思われるかもしれませんが、ものすごく速く過ぎていきますよ、1月は。
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2008年10月12日日曜日

効き目のあるフレーズ

 以前、「エラーの多いチームは優勝できない。だから、単純ミスはしないという努力をする。」という説明をしたら効き目があったと書きましたが、昨日から、新しいフレーズが加わりました。

 幾何も現代文の文法も、けして最後まで諦めない。だって、13ゲーム差だって、逆転できるんだから。

 大きく頷いて、昼から、幾何の問題集に取り組み出しました。ストリークさんの漫才ではないですが、我が家の場合、野球の話にもってくると説得力があるようです。

 ちなみに、親のほうは心で泣きながらそのフレーズを言っております。
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2008年10月9日木曜日

算数の「間違いノート」

 前年の合格体験記で「お父さんが作ってくれた、算数の間違い問題をスクラップしたノートが、本試験前の最後の復習に役に立ちました」という話を読んだので、早速とり入れたものです。

 我が家では、解けなかった問題の典型例をコピーしてノートにはりつけました。難問については、あわせて見開きの右ページに第一ヒント・第二ヒントも書いておき、自力で考えてゆく糸口や道筋を理解できるようにしておきました。回答はページをめくった次の見開きにはっておきました(つまり、4ページで1問分です。)。

 2学期のちょうど今頃から作り出したのですが、年末に気がついてみると相当な分量になっており、直前に1回復習させるのがやっとでした。

 願わくば、2~3回復習することが望ましいわけで、一回の算数の授業や模試で1問かせいぜい2問。典型的かつ重要な問題を間違えたときに、ノートにはるという程度にとどめておくべきだったと思います。
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2008年10月6日月曜日

この先、新たな参考書・問題集は必要?

 塾へ通っておられない場合は、まだいろいろと必要になるのかもしれませんが、塾中心の受験準備をしていた我が家の場合、この先、新たに必要となる参考書・問題集は、冬期講習で使用した時事問題の参考書一冊だけでした。

 塾の教材・宿題と、受験校の過去問題、そして模擬試験・塾内試験の復習を万遍なく終えるだけで、ここから先の3ヵ月半はすぐに経っていまします。

 「もし、そうした教材・模試類以外の難しい問題が出題されたらどうしようか」--こういう不安も感じましたが、次のように割り切って考えることにしました。

 「今まで演習したことのないような難しい問題が出る確率を、仮に10%としたら、その10%の対策に時間をかけるのでなく、残り90%の正答率を高めよう。そうして基本的な考え方がしっかりしていることにより、“難しい10%問題”も少しずつ正解に近づいてくる。」

 夏休みまでは、「中学への算数(東京出版)」といった難問集にも、少しぐらいチャレンジしてみようかという気持ちはありましたが、この時期以降は、塾を全面的に信頼して、塾の教材・宿題、受験校の過去問題、模擬試験類の復習に集中したところです。
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2008年10月4日土曜日

模試は、一つずつの目標を持って

 毎週末のように、模擬試験や塾内テストが行われていますね。ただただ「頑張ろう」「合格可能性を10ポイント上げよう」ではなくて、前回の反省の上に立って「次回は○○しよう」という具体的な目標を決めて臨むことが重要かなと思います。

 反省と目標の組み合わせは、例えば

 国語の文法の復習をして
   → 国語知識系問題は全問正解する
 歴史の年号をもう一度復習して
   → 年号の問題は全問正解する
 算数で、時間配分を間違ったので
   → 「時間が足りなくてできない」という問題をなくす
 記述式で半分しか書いていない問題があったので
   → 書くことを組み立てて、全問、制限字数近くまで書いてみる

 というように、かなり具体的にしたほうが良いと思います。

 9月の模試の反省点はいろいろあったと思いますので、このあとの模試や塾内テストで一回に一つずつでも「次回は○○しよう」と決めて、達成感をもって準備をしてゆくと、12月末に大きな力になっていると思います。
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2008年10月1日水曜日

親も、これで勉強しました(算数)

 塾の教材のレベルが徐々に上がり、特に算数では間違いも多くなり、そのうえ授業で教わったことを再現させようとしても、つまってしまう事例がたびたび出てきました。塾の質問の教室を訪問すべきなのですが、授業終了後ということもあって、どうも気が進まない様子

 一方、塾の教材の答えは、大概、簡潔に書かれており、子供がそれだけを読んでもなかなか理解できなかったのです。あてにされた親としても、混乱させないようにどう話してあげるべきか、かなり迷いました。

 そこで、活用したのが「ぴぐまりおんワンランク上の思考力の算数(上級編vol.1とvol.2)」(りいふ・しゅっぱん刊)。本来は、難問に対する思考力を磨くため、子供が解くべきものですが、一部の「難問」については、「あ、なるほど。こういう解き方で教わっているんだ。」と親も感心しながら読んでおりました。間違い問題で解けなかったものと同じ問題を本の中から探し出して、「先生は、図のここに、一本、線をひかなかった?」などと聞くと「あ、そうだった。なんか、こんなふうに二つに分けるんだった。」と思い出していました。間違い問題を解き直し、次に「ぴぐまりおん」の例題を解いて解説を読ませ、時間があれば、さらに右ページの応用問題を解くというようにして、苦手分野だけを中心に、辞書的に用いたところです。
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