2007年11月28日水曜日

入試に出やすい小説(プレジデントFamily)

 本ブログで何回かご紹介したプレジデントFamily(プレジデント社刊)、1月号の特集に、「入試に出やすい小説を見つけた!」がございました。ご覧になられた方も多いかと思います。中学受験だけでなく、中学生・高校生も必見の情報まで載っていたので、小生も思わず購入しました。上手い企画です。

 ここには、中学受験の作家登場ランキング、作品登場ランキングが紹介されています。著作権の問題もあるでしょうから、ここにランキングを抜粋するのは控えますが、これを見て感じたことは、一言で言うと、

 「あ、塾/模試で教材になっていた方のランキングとまったく同じだ。」

ということ。それだけ、研究され尽くしているということなのでしょう。重松清さんやあさのあつこさんの小説は、ほとんど教材として読んでしまったのではないかと思うほど、頻出でした。塾へ通われていない方の場合は対策が必要でしょうが、通われている方の場合は、ご家庭であれこれと気にする(気に病む)よりも、国語の教材をしっかり予習復習することのほうが、多分、実際の点数につながり、実利が大きいのではないかと思います。
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2007年11月22日木曜日

面接があるご家庭では・・・

 面接のある学校は一校も受験しませんでした。ですから対策を話し合うことはございませんでしたが、ある日、大学時代の学友と塾の「迎え」で偶然出会い、女子中学校の面接が、結構気持ちの負担になっていることを聞かされました。そして、話しているところに出てこられたお子様が、その学友に促されて、

 「はじめまして。○○小学校6年。○○○子です。よろしくお願いします!」

と、律儀に挨拶されました。
 背筋を伸ばして、実にけなげな姿だったのが印象に残っています。思わず、ぼそぼそとうつむいて話すだけの愚息と比較して、「違う!」と唸ってしまいました。
 きっと日頃から、ご家庭内で、うけこたえの練習をされているのだろうなと感じました。こちらも、学力同様、日々の積み重ねがものをいうのですね。
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2007年11月18日日曜日

三回目の四谷大塚合不合判定テスト

 今日、3回目の四谷大塚合不合判定テストでしたね。昼頃、偶然、昨年度の3回目の合不合判定テストを受けた場所の前を、通りかかりました。出てこられた生徒さんたちを見ながら、こんな会話をしていました。

「今日、合不合テストみたいだね。覚えてる?3回目の合不合判定テスト。どんな顔してあそこの出口から出てきたか。」
「・・・・・」
「その後、第4回目まで、どれだけ長い一ヶ月だったか。」
「・・・・・」
「中学の勉強で、国語が急に難しくなったなんていうことは、比較にならないぐらい辛かったよね。」
「・・・そうだね。」
「じゃあ、頑張らなきゃ。」
「そうだね。」

 ボソッと「そうだね」と言うだけで、それだけ思い出したくない場面だったようです。親としても、ただただ「第4回目は、もとどおりとれるって」と、励ますばかりの一ヶ月でした。内心はオロオロしていた面もありましたが、動揺を隠すのに一生懸命。もし4回目が厳しい状態だったら、精神的な負担はさらに増したのだろうなと感じます。
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2007年11月14日水曜日

驚いた「即日発表」校

 すみません。迂闊にも、まだ冬にならないうちから風邪をひいてしましました。子供からも、「去年に比べて気が緩んでいる。」と指摘される有様です(仕事も忙しく、けして緩んでいることは無いのですが、疲れが出たことは確かです。)。

 さて、受験候補校の願書を集めていて一番驚いたのが「即日発表」の学校。つまり、午前中の試験の結果が、晩に掲示されるのですね。しかも、2月1日から毎日試験が実施され、複数回受験しても差し支えないという、行き届いたシステムでした(受験料の複数回割引までありました。)。
 得点集計はコンピューター化され、即時に得点順にソートできる世の中とはいえ、何回もの試験問題を用意され、おそらく先生方総出で即日採点を繰り返されるご苦労は、いかばかりかと思いました。しかも、かなり多数の方が受験されています。

 でも、考えてみれば「一発勝負」で実力が出ない子供もいるわけで、複数回方式というのは、とても理にかなったやり方なのかもしれないという気が最近しております。
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2007年11月7日水曜日

小学校の欠席日数は影響する?

 内申書という言葉も古くなったのか、最近は、出願時に、“内申書”を添えない学校があるのだと知り、ビックリしました。いや、内申書無しの学校のほうが主流でしょうか。代わりに、合格後に健康状態や小学校での活動報告をするというパターンなのですね。

 さて、その内申書に関して、小学校での欠席数が多いかどうかを、一応、中学校側は見る。多いかどうかの目安は年間10日間。ただ、欠席が多くても、合理的な理由があれば合否に影響は無い。」と塾で教わりました。「ふーん。多分、うちの欠席日数ならば平気だろう。」と思ったのですが、何が“欠席の合理的理由”なのかということは心の中にひっかかっていました。
 その疑問が晴れたのは、今年の春以降。知人で、私立学校に勤務する方と久々に再会し、受験の話題になったときに、この話しもおうかがいしたのです。お答えは

「インフルエンザにかかって長めに休んだり、不幸にもけがをされて休まれるというのを気にしているのでない。また、冬、風邪をひきやすくて休むことが少なくないということも、それほど問題とは思わない。欠席日数が9日間ならよくて10日間ならだめということもない。問題は、不登校気味の生活(しかも中長期の不登校)であったかどうかという点で、この点を見ている。」

とのこと。晴れて入学された後の学校生活に支障が無いかどうかを見ておられるように感じたところです。
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2007年11月5日月曜日

新傾向問題の火付け役

 近年、公立の中高一貫校というのが、全国各地に誕生しています高校受験がないということのほか 、グレードの高い授業を受けられるというふれこみで、かつ授業料水準が公立並みなのですから、志願倍率がものすごく高くなっているのも、うなずけます。
 そして、この公立の中高一貫校が、ここ1~2年の私立中学校入試の問題の傾向に影響を与えていると、昨年うかがいました。公立の中高一貫校は、法令(学校教育法の施行規則)で「学力検査を行わないものとする」とされているので、あくまで「適性検査」なのです。その適性検査で、実験結果をデータで与えて考えて記述させたり、環境をテーマに理科、社会や算数を複合させた総合問題化したりという、今までにない「自分で考え、説明する問題」を多くの公立中高一貫中学校が出題したところ、私立中学校側でも「新傾向問題」としてとりいれて流行りだしているということなのだそうです。

 これは、教育委員会関係者の知人からうかがった話ですが、公立の中高一貫校の適性検査は、対策のための特別な勉強や受験競争が過熱することを防止する見地から、塾で対策を立てられないような内容にしようと、知恵を絞るのだとか。確かに、店頭で手に取ってみた公立中高一貫中学校の出題は、どこか私立中学校の一般の入試問題とは違うという印象でした。しかし、私学も追随し、塾も「新傾向」対策を講じてしまうので、 結局、いたちごっこがずっと続くのかもしれませんね。
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2007年11月2日金曜日

学校で教わらないことほど、出題される?

 中学高校でも、現代史、なかでも戦後史は、あまり教わった記憶がありません。年度末で授業時間が無くなったという、毎回同じ理由によるものでした。しばしば識者に、「学校の歴史は、古代史ばかりを勉強している」と指摘されますが、まさにその典型的な状態でした。

 しかし、各校の過去問を見て、中学受験には、その現代史が出るのだなと、改めて感じました。その内容に驚いたのが、昨春の開成中学校の社会科の二番。2005年8月15日の小泉首相(当時)談話を題材に、第二次大戦に係る基礎知識、戦前戦後の比較から、リトアニア国日本領事館の外交官杉原千畝さんの「命のビザ」の話まで、実に高度かつ多彩な内容です。社会人の基礎、大人の基礎というレベルにまで達しています。

 確かに、塾でも現代史は内容が濃かったので、とてもよい勉強になっただろうと思うのですが、それにしても、学校のほうの現代史、どうにかならないものでしょうか。
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