2008年11月30日日曜日

最終模試の、一つ前の模試の意味合い

 いよいよ12月です。株価乱高下と本業のほうの業績不安で、どうもブログ更新が滞りがちです。これが一昨年でなくて良かったと思う一方、来春の受験を迎えるという全国のご家族は、経済情勢とお子様の受験の二つが重くのしかかっているのだと感じます。

 さて、12月の下旬に行われた最終の模試は、志望校の試験にそっくりな形にしていることもあり、まさに本番さながらでした。子供も珍しく緊張して受験し、帰宅後も「○○年の問題に似ている問題があって、あそこはちゃんと書けたと思うのだけれど・・・」と、出来具合にこだわりを見せておりました。ただ、この最終の模試の結果は、それまでの模試と違い、成績表が返却されません。もともと、この時期に細かい成績表を渡して、出来が悪かったと言って動揺しても、逆によくできたとうわずっても、どちらもよい結果を生まないという配慮だそうです。そのことは予め保護者会で告げられていましたが、その際には「いつもの成績表は渡さないが、親には、それとな~く伝える。」と言われておりました。

 ところが、12月中旬、模試の間際だったか、あるいは模試の終了後、結果を把握してからというタイミングで、子供たちに対して、「やっぱり、何も知らせないほうが良いと判断しました。」と告知。当然、「今年の生徒は、よっぽど悪かったのだろうか。」という疑心暗鬼に陥りました。前年よりも成績が悪いと反復されていましたので、どうしても「模試の出来が悪かった。」ということにしか発想がつながらなかったのです。

 そして1月、何のよりどころも無く不安でたまらなくなった子供にせかされるようにして、塾に「何らかの感触だけでもお教え頂けないものでしょうか。」とお願いしましたが、「担当の講師に伝えます。できる場合もできない場合も、折り返し、担当からご連絡します。」と言ったきり、結局、何の回答もありませんでした(塾側も多忙な時期で、何らかの手違いが生じたのでしょう。)。

 ですから、こうした「結果を教えない方式」が最終である場合、一つ前の模試を万全な体調で、悔いのない形で受験させて手ごたえをつかんでおき、最終模試は「本試験」ぐらいに考えなければならなかったようです。
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