2007年7月15日日曜日

正確に聞いてまとめる訓練

 塾の保護者会で、各科目の先生から再三言われたのが、「子供への指示が、徹底されない。指示した際には子供がわかってくれたという反応だったが。2~3日してみると、実はわかっていなかったということが明らかになる。」という点でした。また、例えば「心にやましいことがある」という表現が文章に出てきたので、「どういう気持ちかな」と質問したら、「うるさいなと思うこと」というお答え。つまり、「心に“やかましいこと”がある」と理解していたようで、「やましい」の意味を知らなかったためにそんな答えになったということもうかがいました。

 確かに、愚息ものほほんとして、家で生返事が多い(真剣に人のいうことを聞いていない)ですし、特段語彙が豊富とも思いませんでした。ですから、「きっと、うちのことを言われているのだろうな」と反省しておりました。そこで、6年の夏休み頃になって始めたことが、テレビニュースを見ているときに、「で、どうなったの? 結論は何だと言っているの?」「今アナウンサーが言った『うららかな』って、どういう意味? 『ウララ~』って歌っている人がいるってこと?(←古ぅ)」と、ことごとく質問して答えさせました。

 一番最初は、台風報道から始め、
「台風は大きいの?被害はどこで出たの?」
「中型だって。鹿児島で川が溢れた。」
「今、台風はどこにいるの?」
「足摺岬」
「それ、何県?」
「えーと、高知県」
「それで、今後、東京はどうなるの?」
「今夜、日本海側に抜けるから、東京は雨は降らない。」
という具合で、あわせて地名のチェックもしました。

聞いて、要点をまとめて、人に伝えるという、ごく基本的な能力(コミュニケーション能力)ですが、我々も親からこうして社会生活の基本を教わったような気がします。 今回の台風報道を見て、「そういえば去年こうしたんだ」と思い出したので、ご参考までに。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。今回の記事は言葉の重い、またすべてのことを面倒くさがる男児を持つものとして興味深かったのですが、効果はいかほどでしたでしょうか。

合格一郎の父 さんのコメント...

コメント、ありがとうございます。まだまだ不十分ですが、小生は、やってみた効果は大きかったと考えています。こうした日々のやり取りの積み重ねしかないかなという気もしております。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。