算数については、問題の解き方や着眼を言うばかりで、愚息に、「算数はこんなに楽しい」「こんなに生活に役に立っている」ということを言ったことはありませんでした。理科や社会は、日々に生活で「あ、これ習った」という発見があり、国語は「漢字を覚えるたびに、小学生新聞でなくて大人の新聞が読めるようになった」というような、ささやかな喜びがあったのですが、算数の場合はただ難問に挑戦して、高得点を挙げることに終始していました。
このことに気付いたのは、6年生の秋も深まってから。しかし、とても余裕時間は無く、そのまま受験を迎えてしまいました。
受験終了後の2月下旬、このままでは、このあとずっと算数への興味はわかないだろうと思い、愚息に一冊の文庫本を渡しました。
中村義作さん著「マンホールのふたはなぜ丸い? ~暮らしの中の数学~」(日経ビジネス人文庫)
難しい話題もありますが、マンホールのふたが丸い理由など、算数が生活に活かされた事例が示されています。また、6合枡での量り方、はかりの分銅は、かたちをかえて中学入試にも出されている題材でした。
「ふーん、こういうことに使っているんだ。」と、少し「算数も、実は面白くて役に立つんだ」と感じてくれたようです。まだ時間のある夏休み、ちょっと一息とか、算数に疲れてしまったときにいかがでしょうか。
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2007年7月3日火曜日
算数への興味の持たせ方
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