2007年7月23日月曜日

「環境」は重点テーマ

 「近年の出題傾向として、環境問題をマークすべし」

 塾へお世話になってすぐの時期にこの話をうかがい、「はぁ、受験の世界でも流行の話題が取り上げられるのだ」と、感心するやら驚くやらでした。そして、その塾での先生のお言葉どおり、社会科を中心として環境に関する授業や教材がございました。

 確かに、「地球温暖化」「リサイクル、リユース、リデュース」「ゼロエミッション」などの概念・用語を教えて頂き、ペットボトルや缶のマークを見た愚息は、意味を説明してくれましたが、いろんな分野に応用して考えることが、環境問題の要。そこで、試しに、次のような会話を楽しみました。

「ね、この冷凍ナス、どこでとれたんだろうね。」
「ナスは、ええと九州かな、千葉かな。」
「冷凍食品だから・・・」
「中国からの輸入かな?」
「そう、お父さんの知っている会社は、ベトナムの畑でナスを作っている。」
「東南アジアからの輸入。」
「そうすると、これを見て、日本は野菜のほかに何か輸入していると気づかない?」
「何だろ?」
「じゃ、野菜が育つ条件は?」
「水と太陽。」
「太陽はどこでも降り注ぐ。水は・・・」
「中国やベトナムは雨がよく降るから、水に困らずに育つ」
「とは言えないね。ため池や農業用水道は整備されてる?飲み水は?」
「あんまり十分でないかもしれない。」
「ということは、そうした国で育ったナスを輸入するということは、日本は飲み水も十分でない国から、水を輸入しているのと同じ意味なんだ。悪意無しに、そして気づかないうちに、そうした国々の水資源を取ってしまっているのとかわらないことなんだ。」
「ふうん、そういうことになるんだ。」
「水問題は、環境問題の重要テーマでしょ。でも、この食卓の上に、水資源と環境問題が凝縮されているんだ。」

中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

0 件のコメント: