2007年5月10日木曜日

先生は、強かった

 昨日の「繰り上がりを小さく書くか」の補足です。

 愚息に、「繰り上がりを小さく書いたほうが、間違いが少なくなるんじゃないの」と、小生が言ったときの反応。

 「いや、先生が、繰り上がりの数字は書かないと、はっきりおっしゃった。」

頑として、小生の言うことは聞き入れませんでした。 「先生 > 小生」  の状態。

 「間違いやすいのに、何でそうしろと、先生はおっしゃったの?」
 「理由は、よくわからない。」

理由も、しっかり教えて頂ければ有難かったです、ハイ。

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計算のしかた

 例えば、27+64  という計算問題があったとき、縦に書いて、計算しますね。
まず一の位を 7+4=11 と計算します。このとき、小生の世代は、繰り上がる10の印として忘れないように、小さく「1」を、27の「2」の右上あたりに書き、次に十の位の計算を 1+2+6=9  としたように記憶しています。

 掛け算も同じく、 78×19=  という問題で、まず、 78×9 を計算するとき、 8×9=72 の「7」を小さく書いておいて、 十の位の 7×9=63  の結果と足して、つまり 63+7=70 と計算して、この部分の計算解 702 を書きます。

 引き算だって、繰り下がる分を小さく書いたはずです。

 ですが、愚息の小学校は、小さく書くことをせず、すべて記憶で済ませる方式でした。
ちなみに、低学年の時にお世話になった、近所の算数塾も同じ。しかし、一見スマートに見えるこの方式こそが、愚息の「計算間違いによる失点」の、最大原因でした。

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 全国の学習指導がそうなったのか、単にうちの小学校の「ローカルルール」なのかは定かでありません。皆様の学校はどんなご様子ですか?

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2007年5月9日水曜日

国語の読解その2<象徴 続き>

 昨日記した問題文の「霧」のように、象徴には、登場人物の心境や状態をそのまま表すものもあれば、まったく正反対の様子を表すものもありますね

 登場人物は思い悩み、また沈み込んだ状態だが、ふと見上げた空は、いつもにまして晴れ渡っ て澄んでいるというような設定のとき、空は登場人物の心境の対比となって象徴していることになります。こ の説明を聞いたときの愚息と小生の会話。

愚息「だめじゃん。それじゃ、文章全体読まないと、何かを表しているのか、反対を表しているのか、
    わからないじゃん。」
小生「そのとおり!お見事。
   、作者が仕込んだ
   、象徴の意味が
   、素直でストレートなものを表すか
   、正反対の意味を表すかは、
   、その文章全体の意味から考えます。 お見事!
    (以上 児玉清さん風、というより真似をしている博多華丸さん的)」

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以後、「象徴がわからない」という"苦情"は、ほとんど無くなりました。 
児玉清さん、博多華丸さん、有り難うございました。
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2007年5月8日火曜日

国語の読解その1<象徴>

 小説で、描写されるあるモノが、実は登場人物の心境を象徴しているというのは、大人なら「そうだろうな」と思う常識。ですが、12歳の小学6年生には、時には重荷になるようです。
 事例は、昨年春の世田谷学園中学校の出題、国語の一番。出典は小澤征良さんの「おわらない夏」、自らの子ども時代をふり返って書かれているようです。
 出題部分の概略は、「私」の家族がサンフランシスコに住んでいた頃、時差のある旅行をして明け方に目が覚めると特別に嬉しかった。なぜなら、夜中に目が覚めるのは、おなかがすいたからだと考える父がバナナを出してくれ、静まり返った夜中のキッチンで、父とほんのりと甘いバナナを食べることができたからである。霧のむこうにサンフランシスコの街やゴールデンゲート橋が、霧のむこうに見え、夜中のバナナには深くたちこめる霧が本当によく似合う。・・・・・というものです。

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 そこで問題。
問6 「夜中のバナナには深くたちこめる霧が本当によく似合う。」とありますが、「私」がそのように考えるのはなぜですか。「霧」の動きに注目して、理由を二つ、それぞれ30字以内で記しなさい。

正解は、
 ・霧がかかる夜景と、眠気で意識がぼやけることが似ているから。
 ・霧に包まれて輝く夜景が父の優しい愛情を感じさせるから。

あたりなのでしょう。「霧」が包むことが、いったい何を象徴しているのかを問う、深く味わいのある出題だと思いながら、「五里霧中」状態の愚息の顔をのぞき込んでおりました(次回に続く)。

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2007年5月6日日曜日

お二人の先生

  「東大脳」ならぬ「問題脳」になっていやしないかと自身を省みるとき、とりあえず今のところ悪い“症状”が出ていないのは、二人の先生のお蔭だとしみじみ感じます。
 お一人目の先生は、小学校の時の担任の先生。「どんなことにも、自分ならどうするという意見を持って、しかもすぐ手をあげて発表する。そして、ほかの人の意見は、黙って聞く。あっているとか間違っているとか、一切言わない!」というのが教育のご方針でした。その年、筆者のクラスは、保護者会で親がビックリするぐらい、手が上り、全員が元気になりました。ともかく自分で考えてみるという習慣は、この年につけていただいたと思います
 そしてもう一人。大学の時の民法の先生。たしか入門編の講義の時に、近年、話題となっている高金利による貸し金の問題(グレーゾーン金利の問題)がとりあげられました。授業終了後、「そんな問題のある高金利ならば、法律で貸せないように、罰則の範囲を下げていったらいいのではないですか。」と質問に行った小生に、先生は、

 「高い金利でも借りるという需要が、社会にはある。需要が一方にありながら、ただ法律で罰則をかけるだけでよいのかということは、きちんと考えないといけない。およそ、社会で起きている事象はすべてそうだろうが、表面から見て『不思議だな』と思うことにも、社会的な背景があってそれが起こっているものなのだ。」

と、おっしゃいました。高金利でも借りるという事情は、社会人になって程なく理解できたのですが、その後も、様々な対策や新商品を考えるとき、マーケティングや各種報告の数値に不思議なことを見つけ、とことん実情を調べて背景を探り、そのことで何度も助けられました

 今でも思い出す先生のお言葉です。

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