2007年10月9日火曜日

身のまわりの事から考えるという事例

 10月1日に、郵政民営化がスタートしましたね。そこで、このテーマと、最近国政上の課題ともなっている都市・地方の格差問題とが、頭の中でつながるかどうか、一度話してみてはいかがでしょうか。

 まず、郵政民営化は、「民間(企業)にできることは民間に」という考え方で、官業だった郵政三事業を民営化したのです。同様に、今までの規制を取り払って企業にまかせ、企業が自由に競争するという方策がここ何年か採られました。例えば、インターネットなどの通信やバス・飛行機などの交通分野です。
 するとどうなったか。極論ですが、儲からない地方は、後回しにされたり(例 ブロードバンド化)撤退されたり(例 山間部のバス路線)しました。まず、企業が儲かる地域儲からない地域という格差がここで生まれました。
 加えて、道路や河川整備、農業基盤整備といった公共投資を削減し、地方への財政支出(地方交付税)も減らしましたね。国家財政も厳しいのですが、それにしても地方の経済は、公共投資に支えられていた面が大きく、痛手だったようです

 郵政民営化から都市・地方格差までの底流を、小学生なりに理解すれば十分だと思います。事例をあげながらわかりやすく会話するのがベストではないでしょうか(でも、「市場経済化・自由競争による格差」ということが事の真相であり、小学生にはやっぱり難しいテーマですよね。)。
中学受験ブログが読める「にほんブログ村」参加中にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ

「人気blogランキング」「FC2受験ブログランキング」にも参加しています。
人気blogランキング  FC2 Blog Ranking

0 件のコメント: