2007年10月27日土曜日

「複合型」の難問 ~空間の問題と数の性質の問題~

 前回前々回の「空間」問題には、まだ先がありました。「穴あけ・針通し」の空間感覚だけでも苦しんだのに、これに、数の性質(公約数)を絡めた複合問題が後ろについていました。「応用力」って、ここまで高度なんだと、さらに深いため息をついたので、よく覚えています。前々回に書いた例題に(2)と(3)として出題されたその問題は、こういう内容でした。

 << 問題 >>
(2)1080個の立方体を8列×9列×15列に積み上げた直方体を針でつらぬくと、全部で何個の立方体に穴が開きますか。
(3)160個の立方体を積み上げて直方体を作ります。ある形に積み上げて針でつらぬくと、穴があく立方体を最少で12個にすることができます。このときの直方体のたて・横・高さは、どうなりますか

 (3)は、例えば、2列×8列×7列 と 8列×7列×2列 は、同じとカウントするのですが、それでも、解答には2通りの場合がありました。穴のあく数を少なくするというのは、出来上がる直方体をできるだけ立方体に近づけるということ、途中で頂点部分を通過させるということなのですが、辺の長さの決め方に、「数の性質」の分野が登場してくるのです。
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