2007年9月5日水曜日

ものには両面がある ~国語で教わった人生訓~

 実際に試験問題で多く見られる出題形式ですが、文章全体から判断して、登場人物がどのような人物として描かれているかを記述させる場合があります。
 こうした問題では「明るく、楽しい、元気な子」のような単線的な答えにはならないようです。文中に示された象徴的な部分を理由として簡単に引用しながら、
  「○○だけど、△△にみられるような××な部分を持つ
のように、陽と陰、光と影、表面と隠された面をきちんと、しかも主題を意識して書かなければならないようです(難しいですね)。   例えば、

  いつもクラスの意見を最後にまとめ、積極的で決断力があるが
  反面、物言わぬA君の真の気持ちを理解しようともしない表面的、独善的な人物

のように、書き分けないといけない問題のほうが、はるかに多かったと思います。

 おまけに、上記の例文の前段後段を入れ替えたら、まったくトーンが違うわけで、どちらを自分の結論として言いたいのかを、しっかり考えて書かねばならないのです。

 そこで、我が家での会話。「やはり、人にもものにも、両面があるんだね」。妙に人生訓めいた会話でしたが、以後、しばらく、「タカハシ君はね、押しが強いけど、先生に突然指名されたらおどおどして、かなり気が小さい」という“人物両面観察”シリーズの会話が、家で流行りました。  
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