2007年9月12日水曜日

小学生なりの考え方を問う問題

 同じ筑波大学の附属中学でも、「筑波大学附属中学校」(いわゆる「附属大塚」)のほうは、4科目以外に、家庭科、音楽なども試験科目になっていました。愚息に「受験する?」と尋ねたのですが、即座に「イヤ。音楽や家庭科の試験まであるから。」と。
 しかし、社会科の資料問題の形式をとって、家庭科的なセンスまでためしている問題が、ちゃんとあります。前回も引用した海城中学校の、昨春の社会科。
 終戦後からの学校給食のメニューを題材に、食生活の変化、原材料の貿易問題、農業問題から食育基本法にまで話を発展させています。さらにファーストフード類の、カロリー・糖分・塩分・脂肪分のデータ、学校給食のカロリーや小学生のとるべきカロリーのデータを与え、

現在の子どもや若者の食生活の問題をあきらかにし、これからの学校給食に求められている役わりはどのようなものか、100字以内で説明しなさい。」

と出題しています。
 これはまさに、家庭科の範疇ですね。どう見ても、古典的な「社会」ではありません。推しはかるに、全科目を勉強して小学生なりの常識やものの考え方を持っているか、それをちゃんと説明できるかどうかをテストしてるように思えるのですが、皆様はどう受けとめられますか?
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