9月になったら、こういう覚悟もすべきでないかというお話です。題材として、農畜産物の上位県名のデータ集をとりあげます。
ちょうど夏休みに入った頃、塾から、第一次産業の必須データが配布されました。暗記せよとのことです。その中に、以下の農畜産物の上位県名のデータがありました。
米、みかん、りんご、ぶどう、もも、日本なし、おうとう、うめ、かき、びわ、西洋なし、じゃがいも、小麦、大豆、らっかせい、ピーマン、キャベツ、いちご、トマト、メロン、すいか、なす、レタス、はくさい、たまねぎ、ねぎ、だいこん、きゅうり、菊、いぐさ、てんさい、さとうきび、茶。
この中で、米や果実類は、比較的「○○と言えば、△△」というように、産地化・ブランド化していてわかりやすいのです。あるいは、「ぶどうは、雨が少ない、盆地が生産に適してるよね」(間違ってたらすみません)「レタスやはくさいは、どんな気候で育つんだったっけ」と話して、有名な産地は、比較的、日本地図とともに頭の中に入ったようです。
難儀だったのは、二位や三位に、千葉県、茨城県や埼玉県が入った場合。いつも食卓でお世話になっていながら罰当たりなのですが、順位まで正確に覚えるのは大変でした。例えば、はくさいの2位・レタスの2位は茨城県、ねぎの2位・きゅうりの3位は埼玉県、スイカの2位・だいこんの2位は千葉県です。この3県について、正確に順位までいえるように暗記することは、9月早々に断念。ともかく、「この地域の名産は何?」「この農産物の取れる県は、一位はどこ? ほかに有名なところは?」と問う程度にして、順位まで正確に覚えることは要らないと指示しました。もしも、細かく順位まで知らないと正解にならない問題に出くわしたら、それは諦めるという割り切りを親のほうでしたわけです。
地元の皆様なら雰囲気はわかるのでしょうが、「なぜ、きゅうりが埼玉県で、スイカ・だいこんが千葉県なのか(逆ではない理由は何)」と問われても、大人でも返答に窮します。ですから、そうした問題は出ないと割り切って、残りの事項をしっかりマスターするように、重点化を図りました。
9月になったら、そろそろ、そういう作業と覚悟も、親のほうで必要になると思います。
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2007年8月9日木曜日
親が「要らない」と言う覚悟
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