2007年6月24日日曜日

国語と精神的成長

 国語は、6年生にふさわしい自覚や精神的成長の具合まで問われていると塾で指摘されました。小生も、多くの学校の国語の過去問題、中でも小説からの出題を見ていて、確かにそのとおりだと感じました。
 精神的に大人になっているかが、いちばん問われているなと感じたのが、その場の状況から、いろいろな境遇の登場人物の気持ちを、相手の立場に立って自分なりに考えてみることができているかを試している問題でした。

 登場人物は、例えば

・まったく違う地域から来た転校生
戦争が終わった直後の頃の子
・何をやっても自分よりも優れた子がクラスに来たために、挫折感を味わいかけている、今まで「優秀」とされてきた子
家族の病気を気遣う子
親との間で葛藤している子
・生活に行き詰まりを感じて、少しさまよっている子

などなど、実に多彩でした。その立場に立って、どのように考え、また感じているのかをおかれた状況、文中のセリフや仕草などから読み取り、自分なりにまとめるわけです。さしたる苦労もさせずに乳母日傘でここまで育ててしまったせいか、一学期頃までは単線的な答えばかりだった愚息も、問題を解いてゆく中で、僅かではありますが、6年生らしい考え方、感じ方を、否応無く教わっていったように思います。
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