2007年5月22日火曜日

優秀な「東大脳」の就職先

日経BPネット 立花隆の『メディア ソシオ-ポリティクス』」の、2007年3月16日号「第101回 東大の『産業総論』で露呈 日本人の知力崩壊が始まった」を読んで、大変驚きました(リンクを張って良いか不明でしたので、お読みになる方は、恐れ入りますが、上記キーワードで検索サイトをご活用下さい。)。

 立花隆さんが東大工学部で「産業総論」の授業を受け持たれた際のことをもとに書かれています。それによると、国際的なコンピュータープログラミングのコンテストが、多くのIT企業がスポンサーになって実施されているが、真の狙いは、応募してくる若手の優秀な技術者を囲い込んでしまう、つまり雇ってしまおうというところにあるそうです。そして、優秀な人材は外資系企業(とりわけ、アメリカの世界規模IT会社。良い処遇を提示しているのでしょうねぇ。)に引き抜かれつつあるというのです。だから、「日本の情報産業に未来はない」と。

 誤解をおそれず身近な例で説明すれば、

 「甲子園を経て日本の球界に入った方が、良い条件でどんどん大リーグ入りしてしまう」

のと、ある意味同じ構図です。

 このほか、世界と比較してみて日本の学生さんたちのプログラミング力が向上しない背景として、数学的に考えるという基本的な頭の働かせ方「ゆとり教育」の影響もあって育っていないという指摘もございます。

 言われてみれば、この2年間というもの、毎日毎日、いわゆる「算数小問」のための問題集を「全問正解」することばかりに愚息を追い込んでいたような気がして、しばし、空を見ながら反省しつつ思い悩んでおりました。
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