2007年4月16日月曜日

塾についての報道・評判について(その3)

 ここ3日話題にしている文芸春秋の記事の中に、親のサポートを、「外注」しているんだと思う部分がありました。
 「外注」とは、家計教師の方のこと。6年の夏に応募が集中するとのコメントも載ってました。そう言えば、夏ごろの模試の会場付近で、こうした「塾をサポートするための家庭教師派遣」のリーフレットを配っていて、「へぇ、そういうのがあるんだ」とビックリしたことがありました。
 確かに、会社でもどこでも「アウトソーシング」全盛。塾で難しかった部分の再教育を専門家にお願いするという発想も、あり得るものだと思います。経済的に許すご家庭では選択肢に入るのでしょう。

 ただ、受験に関しては素人の部類である小生が、愚息を直接サポートすることにこだわり続けたのは、単に塾の教材の理解度を上げるだけでなく、生活や愚息の気分と一体となってサポートしていかなければならないと考えたからです。 愚息の様子を見て、「頑張ろう」「意外に面白い」と感じたそぶりを見せれば、多少難しいことまで畳み掛けるように進め、どうも腹におさまっていない風であれば、ほどほどのレベルで一旦止めて、時にはお風呂で気分転換を図り、日を改めて2~3回繰り返しました。勉強した話題をちょうどニュースで見たら、「はい、この言葉、この間習ったよね。どういう意味だった?」と念押ししたところで、こういうやり方は、親でなければできないと思っています。

 また、子供にしてみても、厳しい塾の時間が終わったと思ったら、またほかの先生が家にまで来て教えられるというのでは、かなり息が詰まるだろうと気遣ったことも事実です。
 ただでも時間の無くなる6年生の夏以降に、家庭教師時間が全勉強時間の中に割り込んでいくことや、その家庭教師の先生との相性という問題もあるでしょう。
 「どうしようか」と思案されている時は、この辺の事情も考えてみる必要がありそうですね。 

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