2007年4月24日火曜日

筑波大附属駒場中(筑駒)の国語問題は、古風?

 昨年夏、ある機会に、受験関係者(国語ご専門)のお一人が、こうおっしゃたのです。

 「筑波大附属駒場中学校の国語問題は、大変古くさい問題」 

 「あのねぇ、“くさい”はないでしょ、“くさい”は。“古い”とか“古風”とか言ってくださいな。」と、内心ツッコミを入れながら、でも、受験問題にも、言わば流行のようなものがあるんだ」と感じました。

 そこでパラパラと同校中学入試の国語問題を見てみると、かつて、高校でお世話になった者からすると、「いかにも」という感じの問題でした。つまり、問題文の量もさほど多くなく、また問題文自体が難解で読めぬわけでも無いのに、いざ答えるとなると、どうもピシッとした正解が書きにくいという問題なのです。こうした問題が、中間・期末の現代国語のテストに出て、いつもいつもひねられていたのです。野球の投球でいう「芯を外す」という術に、先生方は長けていらした・・・そんな風にも思いました。

 勿論、当時教わった先生方はほとんど残られていないのですが、何となく、問題作りのDNAが残っているようで、興味深かったです。また、国立という立場上も、昨日・一昨日とりあげた私立中学校のような、「先進的な問題」は難しいのだろうなと、一人納得していたのでした。
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