2007年4月25日水曜日

筑波大附属駒場中(筑駒)の国語問題は、古風?(その2)

 せっかく話題にしたので、筑波大附属駒場中学校の国語問題の中で、大人の目で見て「味わい深い問題だな」と感じた事例を二つばかり。

 平成15年の一番、串田孫一さんの「朝の窓」からの出題。できる限りものをよく見ようと努めること無しに、必要なものと不必要なものをあっさりと見分けて、見ても仕方ないものは見ずに済ますということが賢明だ(合理的だ)と思い込むことに、疑問を投げかけています

 そして、ちょっと前になりますが、平成13年の二番、沢村貞子さんの「老いの楽しみ」からの出題。「昔、私の育った下町ではお金や権力はなくてもいい、恥知らずなことさえしなければ、それで結構-そう言われていた。」で始まる問題文は、“恥”や“人間にとって大切なもの”について考えさせられえる文章でした。

 12歳の子供たちは、必ずしも十分に理解できないかもしれませんが、でも彼らにとっての良い「諭し」であり、何年か後に読み返してみると“味わい”が少しずつ理解できるような文章、これが名文であり、“名問題”なのだろうと、個人的には思っています。

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