2007年4月1日日曜日

タカハシ君。もう、ムチが入ってる?

 先日、気を取り直したタカハシ君が、愚息に曰く、

 「僕、○○○(注 塾の名前)に入ったんだ。僕の中学は指定校じゃないから、めちゃくちゃ難しいテスト受けたんだけど、受かった。」

 解説します。○○○は、東京大学への受験指導を専門とすると銘打つ、高度なレベルの塾です。そこが、男子校女子高の御三家や国立大附属など中高一貫校へ入学した者を対象に、中学受験直後の2月頃から募集をかけて、中学入学式以前から講義を始めるのです。
 そして、「指定校」とされる御三家や国立大附属など以外の中学入学者は、入塾のために試験を受けなければなりません。その試験に合格して、「東大」を目指すスタートラインに立てたと言って、タカハシ君は喜んでいるのです。
 愚息は、「ふーん」と言っただけで、特に関心ない様子でしたが、小生のほうがビックリしました。なぜなら、あれだけ落ち込んでいたお子さんに、もう具体的かつ重た~い大学名が次なる目標として示されているからです。

 小生は、高校から筑波大学附属駒場 → 東大文科Ⅰ類(法学部)と進ませてもらったのですが、その間、少なからぬ学友が、過度のプレッシャーやら挫折、行き詰まり、健康上の事情により、一定期間(あるいは相当長く)精神的にダウンしています。よそのお子様のこととはいえ、大丈夫だろうかと気になりました。
 また、大学も、入ることが目的でなく、入ってどのような勉強をして、社会に出て行くかということのほうが重要なはずです。

 仮に小学校1年生になった時点をスタート、大学を経て社会人になるときをゴールとする競馬だと考えても、中学校入学時点はまだ第2コーナーに差し掛かるかどうかという場面。ムチを入れるには、余りにも早すぎるでしょう。小生は、節目を見極めながら、愚息に、第3コーナーあたりまでは良い位置をキープさせ、勝負どころで大きく抜け出す気力・体力・実力をつけるようにさせようと目論んでいます

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